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09月10日-02号

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  1. 新宮市議会 2013-09-10
    09月10日-02号


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    平成25年  9月 定例会          平成25年9月新宮市議会定例会会議録            第2日(平成25年9月10日)---------------------------------------議員定数17名、現在員16名、出席議員16名、氏名は次のとおり。                             1番  東原伸也君                             2番  前田賢一君                             3番  久保智敬君                             4番  榎本鉄也君                             5番  並河哲次君                             6番  辻本 宏君                             7番  三栗章史君                             8番  松本哲也君                             9番  松畑 玄君                            10番  松本光生君                            11番  田花 操君                            13番  福田 讓君                            14番  大西 強君                            15番  前田 治君                            16番  杉原弘規君                            17番  屋敷満雄君---------------------------------------欠席議員 なし。---------------------------------------議事日程 平成25年9月10日 午前10時開議 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(1)から---------------------------------------会議に付した事件 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(1)から(4)まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              亀井寿一郎君               理事(広域担当)         嶋田喜久一郎君               理事(防災及び危機管理担当)   芝 悦男君               企画政策部               部長               向井雅男君               企画調整課長           中前 偉君               総務部               部長               上路拓司君               次長兼税務課長          西  寛君               次長兼防災対策課長        井上 登君               秘書課長             片山道弘君               総務課長兼行政改革室長高田支所長                                岡 雅弘君               財政課長             小谷 充君               監査事務局               局長               澤 隆弘君               市民福祉部               部長兼福祉事務所長        浜前泰弘君               生活環境課長           貝持正志君               健康長寿課長           森本邦弘君               保健センター長          宇井 淳君               経済観光部               部長               鈴木俊朗君               次長兼商工観光課長        勢古口博司君               企業誘致対策課長         山本茂博君               建設農林部               部長               渕上 崇君               次長兼管理課長          中地清剛君               参事               玉置公晴君               都市建設課長           垣本裕也君               農林水産課長農業委員会事務局長 坪井辰実君               熊野川行政局               局長               伊藤順司君               会計管理者兼会計課長       西久保 敏君               医療センター               事務長              北畑直也君               医療業務課長           垣本正道君               庶務課長             豊田正志君               水道事業所               所長               川嶋 潤君               消防本部               消防長              岡本秋久君               次長               切畑屋利一君               教育委員会               教育長              楠本秀一君               教育部               部長               平見善宣君               参事(国体準備担当)兼国体準備室長                                中岡保仁君               教育総務課長           北畑直子君               学校教育課長           宮本雅史君               文化振興課長           岩崎誠剛君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               愛須雅文               次長               辻 篤樹               次長補佐兼庶務係長        渡爪 薫               議事調査係長           岡崎友哉               議事調査係主事          大居佑介            第2日(平成25年9月10日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(辻本宏君)  皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は16名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。--------------------------------------- △日程1 一般質問 ○議長(辻本宏君)  それでは、日程に入ります。 日程1、一般質問を行います。 別冊、一般質問通告表により、その番号順に従い、順次発言を許可いたします。 当局の答弁は、備えつけのマイクを通して明確に答弁願います。 この際、お諮りいたします。 今期定例会一般質問の発言時間については、議会運営の都合上、答弁を含めて1人90分程度といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(辻本宏君)  御異議なしと認めます。 よって、今期定例会一般質問の発言時間は1人90分程度とすることに決定いたしました。 それでは、日程1、一般質問を行います。 別冊、一般質問通告表の番号1から順次発言を許可いたします。--------------------------------------- △大西強君 ○議長(辻本宏君)  14番、大西議員。 ◆14番(大西強君) (登壇) 市長の政治姿勢について質問をいたします。 市長、一事が万事という言葉がありますね。この場合、市長の政治姿勢を問う場合、市長のこれまでとってきた政治姿勢を鑑みると、その対処の仕方を見れば、他の問題についての対処の仕方もおのずから推測できるという意味なんです。市長のこれまでの政治姿勢を見ていると、来期、田岡市長に続投をさせても、大体今の政治姿勢は変わらない、進歩がないと、信頼が置けないと推測できるんです。 そこで、市長の決定的な欠陥は、不信感を抱くところは、例えばこの前の3月議会で、私は、博物館の建設反対の質問と、人事評価制度の反対意見をあなたに質問したわけです。市長、私は、市民の意見を聞いたんだ。前回の市長選挙で市民が市役所の職員がぬるま湯につかってるんと違うかという批判があった。それに対して私はこれを改善すべく、この人事評価制度を導入したんだと、あなたはそう答弁したんです。 博物館の建設反対については、あなたは、自分が選んだ16名の策定委員の人たちの意見を尊重するんだと。常に、あなたは何かをしようとするときに、私は市民の意見を聞くんだと。やったら、市民の意見を聞いてやったんだ、常に市民の意見、市民の意見、転嫁するわけですね。それに対して、私はね、市長、あなたが聞く市民の意見、我々議員が聞く市民の意見、全てそれは一部市民の意見でしょうと言うてるわけです。あなたは一々市民の意見を聞くと言うけど、全市民の意見を聞くわけじゃないわけです。全市民がだめだということは誰もやらない。全市民がこれはいいということは、誰でもやるんです。我々はその市民の意見の中から、市民の意見が間違っていれば、それを排除する。あるいは、受け入れる場合でも、優先順位を決めて、先にやったり後回しにしたり、財政とにらみ合わせて、それで問題を処理していくんです。それが、あなたも我々議員も含めての仕事でしょう。 しかし、あなたは、常に、市民の意見を聞いてやったんだ。一々、市民の意見を聞いてやったんだと言う必要ないです。 この人事評価制度の問題についても、私はね、市長、この制度はいたずらに職員のストレスや圧力を感じるデメリット、リスクが大きくて、それに控える、この制度によって職員の資質が向上し、職員の能力が向上して、ひいては市民サービスを強化する制度につながらない。デメリット、リスクのほうが非常に大きいというて、私は、反対の道理、反対の理屈をあなたに言うたんです。 それに対してあなたは、市民の意見を聞いたんだと。市民がですよ、この職員の能力を5段階で評価して、低い評価を受けた、2、1の評価を受けた職員の給料を削減して、5、4の優秀な評価を受けた職員の給料を上乗せすると、そういう制度を市民はつくれと言ったんですか。 ○議長(辻本宏君)  田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君)  このことについては、市民の意見を聞いて導入させていただいたわけではありません。 私、4年前に就任させていただきまして、市役所、市政改革の中で、市役所改革を進めていく中で、民間の感覚も取り入れようというところの中で、今回この人事評価制度を導入させていただいたところであります。 ◆14番(大西強君)  あなたが3月議会の私の質問に対して、私は、市民が職員がぬるま湯につかってるという批判があったと。それで、私は、ある程度の能力主義が必要だと思ったんで、この制度を設置したんだと、あなたはそう答えたじゃないですか。 市長、確かに私も市民が市役所の職員はぬるま湯につかってるんと違うかというふうな意見は聞いたことがありますよ。あります。しかし、制度をつくるときに、その制度が市民のためになるか、市民の利益になるかということを考えてつくるわけでしょう。あなたは、今答えたばっかり、民間の感覚を導入したかったと。 公務所、市役所みたいに公共団体には民間の感覚を入れてもいいとこもあるし、悪いとこもある。市長、我々人間の一番の尊厳は自由と平等じゃないですか。憲法にもそれは明記されてる。職員の能力を誰かが、上司が1から5まで評価して、それで低い評価を受けた者の給料を削減して、優秀な成績をとった者に上乗せすると、そういう差別制度を設けることを憲法が許してるかと。 市長、まだですよ。百歩譲って、その特別成績の悪い、なまくらな職員の給料を削減するというなら、まだ話はわかるんです。市役所の職員が市民のために、全身全霊をかけて仕事するのは当たり前じゃないですか。私が言ってるのは、あなたにいつも、道理を言えと。道理に従って物事を行えと言ってるんですよ。市役所の職員が一生懸命に勤務して給料もらいやる。市民のために一生懸命に精勤する、勤務に励むのは当然のことであって、それを評価してですよ。市長、あなたは差別じゃないんだと、区別だと、そう言いたいんでしょうね。評価者の思想あるいは価値観が被評価者、部下と合わない場合、それで悪い成績をつけられる、評価される部下は差別されたということになるんですよ。区別という場合は、科学的にも物理的にもきちっとした基準がある場合は、これは区別ですけど。 いいですか、市長、あなたがそのわけのわからんこと言うんやったら、はっきり言います、わかるように。いいですか。あなたと私と最終的に決裂したのは、幹部職員の評価の問題でしょう。あなたは優秀だと言う、私は無能だとは言いませんけれども。この間言うたように、過ぎたるはなお及ばざるがごとしと。幾ら才能があっても、優秀であっても、やり過ぎるということは能力が不足することと同じだという、私は、感覚を持ってるんです。 時には、才気走ってやり過ぎることが取り返しのつかない結果を及ぼすことが多いんですよ。 福島の原発つくった人も優秀な人がつくったんでしょう。我々の能力が及ばん。だから、そうでしょう、市長。あなたは今は市長で、私は議員だけれども、次期市長候補だということでは対等ですね。どちらが市長になるかわからん。その私がですよ、私が評価するのとあなたの評価するのと、真っ向から反対じゃないですか。 いいですか。私は、こういう差別を助長するおそれのある制度はつくるべきでないと。職員の資質の向上を図るときは、やっぱり教育だ、教育。 私は答弁求めない。私は警察官だったんですが、警察官になるときは、警察学校へ入るんです、まず、初任科。警察学校へ入って、訓練を受けて、教育を受けて、現場へ配置されるんです、卒業したら。そうすると、それで半年か1年ぐらい現場で見習いすると、また学校へ戻るんです。これ、現任補修課程という。理論と現場と体験して、また勉強するんですよ。そして、それを終わって、一人前というか、そこで所轄へ正式に配属されるんですよ。それで、勤めていって、資格ができたら、昇任試験を受ける。昇任試験を受けて、合格したら、初級幹部になる。なったら、また学校へ行くんです。幹部養成学校へ行くんです、警察のね。そこで幹部としての教育を受けるわけです。はしょりますけども、時間がないんでね、制限されるんで。 そこで、あるとき、45年前ですが、私が幹部学校へ行ったとき、その幹部学校へ行くときは、私の場合は、警察の場合はいろいろ分野がありますので、刑事専科、刑事学ですね、交通警察、警備警察というふうに分野を選択するわけですよ。私は、刑事専科を選択したんです。だから、幹部学校で刑事専門の教育を受けたわけね。そのとき、45年前ですよ、市長。45年前に、まだ最初に受けた教官の言葉が忘れられないんですよ。いいですか、その教官は我々学生に、君たちはこの幹部研修を終えたら現場で捜査指揮をするんだ。現場であなたたちは捜査指揮をすることになる。そのときに、100人の被疑者を検挙したとしても、その中に1人でも無実の人があったら、それは最低の捜査だと教えられたんですよ。まだ忘れられん、そういうことです。100人、要するに手柄を立てても、その中に1人でも無実の人がおったら、それは最低の捜査だと教えられた。ところが、どうですか、現場へ来たら。今、捜査員が証拠を捏造したり、改ざんしたり、検察官が証拠を捏造したり、改ざんが行われてるじゃないですか、現に。そういう教育はしてないんですよ。なぜか。能力主義を持ち込むからですよ。現場へ来たら忘れてしまうんです、初心を。常に、市役所のような公共の団体は、差別をすることは絶対許されない。これを職には持ち込まない。そういうおそれのある制度はつくらない。そういうことで、私は、この人事評価制度に反対して、そういう理屈をつけて、あなたに道理をつけて言うたんです。 あなたは、この評価制度をつくることによって、これがひいては市民のサービスの向上につながるんだという理屈を言わない。文化複合施設の博物館の設置を問題にしてもですよ、市長、あなたは16名の自分が選んだ市民の意見を尊重するんだと。それは、違うでしょうと。 これは、この間配られた市の広報ですよ。ここへ、今度できる庁舎の写真載ってるんです。これは模型でしょう。この庁舎の建設予算が議会で否決されたらどうなるんですか。こういうものをつくった費用は、全部無駄になるんじゃないですか。どうですか。そうでしょう。ですから、私は、この財政状況の中で博物館を設置することは、この建設コスト、つくった後のランニングコストを推定すれば、市の財政を圧迫する。非常にリスクが大きい。その割にはつくったからといってメリットのほうが少ない。そうすると、この博物館の設置は難しいだろうと。だから、あなたに、早く議会に対して博物館の設置は見合わせるという表明をしてくれと言うたわけです、あなたはしないから。それ、去年の3月ですよ。もう1年半になる。その間に、教育委員会は設計してるんですよ。それで、議会は何も知らない。私も何も知らない。そこで、あなたがこの博物館の設置を表明したと。要するに、予算案を提案したときに議会が否決したら、こういう準備するに要した設計、職員の人件費と莫大な損失が出るじゃないですか。だから、やるのかやらないのか。先に議会の同意、あるいは承認、あるいはあうんの呼吸でそれを諮って、これが議会へ提案したときは必ず通るという確信のもとで議会と予算を決める、法的な権限者である議会と話を詰めながらいくのが正しい運営の方法だと言ってるんです。ですから、私は、市民に損害をかけたくないから反対したんです。しかし、あなたは、1年半たっても、まだ言わない。それで、私は去年の9月に、市長、この博物館の設置については政治生命をかけて、私は阻止すると、ここで発言したのが新聞に載ったんです。ですから、私は、政治生命をかけてるんです。私は、あなたに挑戦して、あなたに勝てば博物館はやらない。負ければ、私は市議会議員の身分を失う。保障されてたはずのあとの1年6カ月の収入は途絶える。あと1年6カ月の僕の収入は幾らぐらいですか、大体でいいですけど。市民が聞いてるから。 ○議長(辻本宏君)  上路総務部長。 ◎総務部長(上路拓司君)  1年間では600万円弱、それの1年6カ月分です。 ◆14番(大西強君)  1,000万円近くでしょう。私はあなたの政策を批判して、これを阻止するためには政治生命をかけると。かけてるんです、これ。私があなたに破れたら、私は議員の身分を失う。それだけじゃなく、保障されてた1,000万円近くの報酬はもらえなくなるんですよ。 ですから、私は、この博物館の設置は市民のためにならないと。博物館、欲しいですよ、金があれば。借金してやるわけでしょう。その費用対効果、投資する市の財政を逼迫させる原因になるこの大型事業を進めたときに、その割にはメリットのほうが少ないと判断して、私は市民のために反対してるんです。 それに対して、あなたは、自分が選んだ16人の市民の意見を尊重するんだと。その市民に何の権限があるんですか。その市民は選挙で選ばれたわけじゃないんですよ。その市民は、財政のことを考える責任がないんですよ。予算を決定する権限がないんですから、責任もないんです。我々議員があるんでね。だから、どうして議会と調整しながら進めないんだということを言うた。そのときも、あなたは民間から選んだ市民の意見を尊重するという。 市長たる者は、市民の公僕であると同時に、市民のリーダーでもあるべきでしょう。あなたは、へりくだって、常に市民の意見、市民の意見と言いますけども、市民の意見も間違うた意見はいっぱいあるんですよ。市民が間違うた意見を言うときは、毅然として、それは間違いだと、あなたの言ってることは間違いなんだ、これは本当はこういうことなんだということを、きちっと市民に知らしめる、指導する。そういう責任も、市長にあるわけですよ。 それで、いいですか、あなたに質問するのは今言うように、市民の意見を聞くか、市民の意見というのはいろいろあって、その市民の意見の中から、あなたはこれだと思うものを拾い出すだけで、それはあくまでもあなたの考えなんですよ。そこで、市民の意見といいますが、市民の意見にも間違いがあるということをあなたにわかってもらいたいんでね。 そこで、私は、5月の初めごろに市長選挙の出馬表明をしたんですよ。それ以来、私は、そうですね、3千数百人の市民と面談してるわけですよ。こういうふうに会ってるんじゃなくて、1人ずつ個人的に3千数百人の市民と面談をしてます。そこで、市長、こういうふうに私は議案を提案したり、欠かさず一般質問して、私の意見は、主張は極めてはっきりしてますね、あなたと違って。玉虫色だとか、そういうことはないですね。私は、比較的、比較的じゃなくて、極めて私の主張ははっきりしてるんです。ゆえに、博物館は反対だとか、人事評価制度は反対だとか、議員の給料は減らせだとか、私の主張は非常にわかりやすく、はっきりと言うてるんですよ。ですから、市民もわかりやすいはずだけど、私はその3千数百人の市民と面談して、大西さんの言うことはもっともだという意見はあっても、ただの一度も、大西さん言うてることおかしいでという市民に会うたことないですよ。自慢してるんじゃないですよ。いつも言うように、私は、一方の道理を言うんでね。それに反対の道理があるべきなんでね。私は、私の言ってることは正しいと思います。私に反対する人は、その人も正しいと思いますよ。 この前も言うたように、原子力発電所は必要やという人と、必要でないという人とあるじゃないですか。それぞれどちらにも言い分がある、道理があるんです。だから、私は自分が言ってることを、市民の話してるんですよ、市民が私の意見はもっともだというて私に言う人はおっても、おかしいと言う人はなかった。 ところが、市長、ところが直接ではないですけども、2件だけあったんです、間接的に。1件は、電話がかかってきて、とった家族が、大西さんを支持しようと思ってたんだが、立候補の記者会見で、大西さんは大浜のスーパー堤防に反対してると。 ◎都市建設課長(垣本裕也君)  ただいまの大西議員のスーパー堤防という言葉について、ちょっと説明したいと思います。 以前に、副市長からもお話がありましたけども、現在、新宮市で大浜に計画しています整備事業は、スーパー堤防ではなく、熊野川の砂利を有効利用し、津波が発生したときに少しでも遠くへ逃げられる二次防御のための大浜緑地整備であることを御理解いただきたいと思います。 以上です。 ◆14番(大西強君)  それを、いや、我々議会ではスーパー堤防だと言うてるんで、言うたんですが、そこで、それは、私は、記者会見で言うたんじゃないんです。記者会見で、大西さんは市長になって何をするんですかと、記者のほうから私に質問があったんです。公約は何ですかと、マニフェストは何ですかと聞かれた。私は、私の公約は何もしないことだと、そう答弁したんです。そしたら、記者が、記者のほうから大浜の堤防について、大西さんはやらないんですかと言うから、私は見直しますと言うたんであって、やらないとは言ってないです。必要なんです。しかし、この財政状況のもとで、あなたが、たとえ県・国の補助がつかなくても市単独でもやるんだと、あなたは言ったじゃないですか。それなら、市長、この大浜の津波対策の緑地整備事業は幾らかかるんですか。概算でいいです。 ◎都市建設課長(垣本裕也君)  本年度、平成25年度予算で地質調査と測量設計業務を9月末に入札する予定となっています。それをもとに事業費を算出したいと思っております。 ◆14番(大西強君)  ことしの予算のこと言うてないんですよ。市長は、この堤防は国・県の補助がなくても、市単独でもやると言ったんですよ。なら、どれだけかかるんだと。どれだけかかるんですか。
    ◎副市長(亀井寿一郎君)  大浜の緑地、第二次防波堤というような表現はいたしておりますが、これは確かにやる方向で、そういう意気込みを持って進めていきたいということで答弁はさせていただいております。どうしてもやるんだと、何が何でもやるんだという答弁ではないと思います。そういう意気込みを持って、市単独でもやるというような意気込みで進めていきたいという答弁はさせていただいております。 ◆14番(大西強君)  当局が、国・県の補助がなくても、市単独でもやるんだと言うたことに対して、議会がやれるんかと。その答弁で言ったら、そのときにあんたは委員会で、いや、市単独でもやりたいという意気込みでこれにかかるんだと、あんたは答弁したんやよ。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  それには前段があります。当然、あそこは森林管理局の絡みの土地であります。それで、環境庁も関係しています。そういったところの協力を得ないことにはできない事業です。ですから、そういうとこを協力していただいて事業化ができるようにということで進めていくということですので、市単独で何もかもできるというものではありません。当然、許可申請から始まって、いろんな森林管理局等の、防風林等の絡みも出てきますから、地元の人の協力もいただきながら、国・県へそういう協力を要請していくというのが前提でありますので、何が何でもという言い方はいたした記憶はありません。 ◆14番(大西強君)  そうですね。それやったら、私の意見と一緒じゃないですか。市民は、そうとってませんよ。だから、私は、国・県の協力、どれだけ得られるのか、そして地元負担金がどれだけいるのかはっきりしないと、この事業は進められないと、私はそう言うてるんで、あんたの言うてることは、僕の言うてることと一緒じゃないですか。 ですから、あなたがやるんだと打ち出したんでしょう。予算化したんだったら、この堤防に幾らかかるんかということを初めから出さないとできないじゃないですか。とにかく、言いわけが多過ぎる。そうして、今まで委員会でそれでもめてきたわけでしょう。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  言いわけではないと思います。 ◆14番(大西強君)  幾ら要るんですか。幾ら要るんか、聞いてるんですよ。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  それを算出するために測量に入るということを担当課長からお答えしたとおりです。 ◆14番(大西強君)  入ってるんだけども、この事業を進めるに当たって、どれぐらいかかるかということを測量するために予算をとったんです。わかってますよ、そんなことは。だから、私は賛成したんですよ。しかし、市民に対してこれをやるんだというときは、どれぐらい、この規模の堤防をつくるのに、どれぐらいの予算が必要かと、それぐらいの、あんた、シミュレーションなしにかかれるわけないじゃないですか、そうでしょう。もう、子供みたいな答弁はやめてください。 ◎建設農林部長(渕上崇君)  大西議員言われますように、事業をやっていく場合は、まずどのぐらいかかるんかという目安もしていくのが、そういうやり方でありますけども、この大浜の緑地につきましては、今ある国有林の防風林を少しでもこう、先ほど副市長、課長申し上げました、熊野川の今度直轄河川の災害復旧がありますので、そこで出る土砂を活用して、少しでも高台的な緑地ができないか。そして、これについては、私どもも、今までやってきた工事とはちょっと違う工事ですので、一度、今回予算では測量設計認めていただいております。その中で、どういう構造体が必要なんか。それを、今回、今作業してる最中です。それを出した上で、市の財源、予算規模に合った、身の丈に合った構造としてはこうですよというふうなことを、今ちょうど進めている最中ですので、数字については今のところ検討中ということで御理解お願いいたします。 ◆14番(大西強君)  わかりました。そういう具体論を言うてるんじゃないんです。私は、あなたの政治姿勢を問うてるんでね。ですから、市民はやるんだと、あんたとこは。やるのに、大西が反対してるから、だから大西を支持できないと言うてるということは、市民はやるんだと、市長はやるんだということで受け取ってるんで、そういう、それは市の今の財政状況から見て、今でも4年後には起債制限にかかるような財政状況の中で、この事業をするにしたって、国・県がどれだけ補助してくれる、地元負担金がどれだけかかるかというのを見きわめないと、この事業はできないんだということは、僕と一緒や、意見。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  この事業のそもそもの考え方は…… ◆14番(大西強君)  ちょっと、いいですよ、もう。その質問してるんじゃないんで。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  いや、かかわりはあると思います。 ◆14番(大西強君)  質問してるんじゃないんで…… ○議長(辻本宏君)  大西議員、一応答えさせてください。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  この事業の考え方そのものは、台風12号によって膨大な被害がありました。それを熊野川の川原で、そういった堆積された土砂等を活用するという意味から、このチャンスを逃せば莫大な費用が、今やろうとしているようなことを考えるとすれば莫大な費用がかかってくる。そういうことから、できるだけこの土砂を有効活用するという意味で、470万立米もあるというような土砂の中の一部を使うことによって、国にも協力していただいて高台をつくる。南海トラフの関係等でも非常に高台のないような場所ですから、そういうことをやっていこうという計画で進めているということですので、その辺は十分御理解していただけるというふうに思います。 ◆14番(大西強君)  市長、いつでも、委員会でも議会でも亀井副市長ばっかり答弁するんですけどね。私はあなたに質問してるんですよ。あなたに今質問してるのは、市民の意見にも間違ったことがあるということを質問してるんで、それを私が今証明してるんですよ。 市長が、大浜へ堤防をつくると、津波を防ぐためにつくるんだというて、市民の安全を考えてるのに、大西議員は反対してると、だから、あんたを支持できないというクレームがついたんで、市民は間違ってるでしょう。その私に言うてきた市民は間違ってるじゃないですか。 だから、あなたは市民の意見を聞くというけど、市民の意見も間違った意見があるんですよ、間違ってとって。その、今、話や。市民の意見をあなたは聞くんで、私は何でも市民の意見を聞く。やったら、市民の意見を聞いてやったんだと言うけれども、それは全て一部市民の意見であって、それを酌み上げて、我々は議会でこの市民全体の合意を得るために結論出すんです。 ◎市長(田岡実千年君)  その市民の意見、市民の意見という先ほどからの議員の御意見で一つ答弁させていただきたいと思いますが、市政運営をやっていく上で、市民の意見を聞くいうのは大切なことだと、私、思っております。 ただ、最終的には、いろんな意見、いろんな考え方がある中で、これは正しい、これはやるべきだと思ったことを判断、決断していくのが、私、市長の仕事だと思っております。 いろいろ市民の意見を聞いて、これは正しくないなと思うときもありますが、それは最終的に市民から選ばれた私の責任として最終決断はさせていただいているつもりであります。 ◆14番(大西強君)  市長、いや、だから、あなたは、もう就任当初から市民の意見を聞くんだといって、民間人を市役所の中へ引っ張り込んで協働の何とかというのをつくったり、あなたは、すぐ何かした後、市民の意見を聞いてやったんだと言うから、私が反対したときに、反対意見を言うたときに、あなたは道理で返してくれたらええ。大西議員はそうやって言いますけど、これをつくることによって市民にこういう有益なことがあるんですと言って、道理を返してくれないで、私は市民が言うたからやったんだということになると、私は市民の意見を聞いてないということになるじゃないですか。私も、市民の意見を聞いてますよ。聞いてるけれども、いろいろな意見を聞くんですよ。聞く中で、これは絶対にやってもらわなあかんなということはあなたに言うし、これは市民はちょっと気ままやなと、この財政状況の中でこれはだめだということは、それは説明して、無理だというようなことをはきはきと私は言いますよ。 ですから、今言うてるのはですよ、市民の意見も間違った意見があるから、一々一々市民の意見、市民の意見と言わないでくれということを言ってるんです。 もう1点、いいですか。だから、今、私のとこへ苦情に来た市民は間違ってるんでしょう。私はやらないと言ってないんです。当局の意見と私と一緒じゃないですか。ですから、市民はそうとってる。 もう1点は、これですよ。私は、今度、間接的です、私は直接言われてないですけど、この市長選挙に出馬するのに自動失職の道を選んだんです。自動失職の道を選んだ。それに対する、市長、これ市民の声、読者の声って、これ紀南新聞ですよ。壁新聞やったら話わかるけど、これは紀南新聞にこんなして大きくて、こう書いてる。「市議会議員定数の私物化は許されない」という見出しで、私の自動失職を選んだことを批判してますよ。批判してる。市長、これを掲載した新聞社も市民ですね。もちろん、これを投稿した人も市民ですよ。この市民の意見は正しいんですか。市長、この市民は自分の主張は正しいと思ってるから投稿してるんです。しかし、あなたの好きな5段階評価でしたら、私が先生でこの論文、この作文を評価したら、2ぐらいですわな。なぜか、なぜ間違いか。道理が通ってない。理屈が通ってない。理屈の通らないことをへ理屈いうんですよ。堂々とこういうへ理屈を投稿する、この選挙の間近な微妙なときに、これを報道する報道機関の体質にも問題ある。報道の自由があるんですよ。いいですか。この読者が書いてるように、我々市民は全て自由なんです。市長へ立とうが立たまいが、みんな自由なんです。自由だけど、だから、この読者は、私は、法律では許されてる行為だけども、道義的におかしいということで、私を攻撃してるんだが、この微妙な時期にこういう偏見に満ちた記事を載せるということは市民に誤解を与える。市民に誤ったメッセージを伝えることは、報道機関としては厳に慎まなならん。公平でなければならんですね。要するに、報道は自由だけども、やはりそれは社会的に公平を保つ、真実を報道するという社会的使命があるんです。それで、この人もこれだけの文章を書くんですから、そういう道理をわきまえてないはずがない。この時期に、私のとった行動を批判してるんです。これ、市民の意見なんですよ。あなたにとっては有利ですけど、これは。完全に間違ってるんですよ、これ。市議会議員の定数の私物化は許されないと。大西が自動失職の道を選んだんで、議員が1人欠員になる、けしからんと。17名の議員は市民のもんなんだ。勝手に定数を減らすなというて書いてるんです。 市長、なら、この人が書いてるように、議員の任期は4年だと。4年を全うすべきだと。そのために負託したんだと言うんだったら、それは市長に不信任案も出せないし、この間同僚議員の辞職勧告を決議しましたけど、議員の任期が4年だったら、その間やめることできんのやったら、やめさすこともできないじゃないですか。石原都知事が都知事を途中でやめて、国会議員に立ってるじゃないですか。そうでしょう。いいですか。完全に間違うてるのは、この人の書いてるのは、一般人であれ、誰であれ、資格があれば市長選挙でも何でも立候補できるんだと。だから、当然、市議会議員も立候補できると。しかし、議員たる者、社会的使命あるだろうと。途中で議員をほっぽり出して、市長選挙へ立候補するというのはもってのほかだと書いてるんですよ。そしたらですよ、それが正義だと言うなら、市議会議員に当選したら4年間他の選挙に転戦してはならないと、法律をつくればいいんですよ。政治家ということがわかってない。私は、決断した時点で、もしかしたらあなたが無投票当選になるかもわからんという危惧を持ったわけです。政治家としてこれを阻止せんならんと思うたら、みずから立たざるを得ないじゃないですか。これが政治なんですよ。 ですから、この法律は一般市民のためにつくった法律じゃないんです。市議会議員のためにつくった法律なんです、これ。ですから、市議会議員は4年間任期だけど、途中で転戦する場合は、転戦した時点で議員の身分を失いますよと。負けたからいうて戻ってくるわけにはいきませんよと。その後の給料は払いませんよと、先にペナルティーを科してるんですよ。それでもいいんなら、どうぞ立ってくださいという法律なんや。議員のためにつくった法律なんです、これ。 それと、この人は、1名欠員になる、私が自動失職を選んだんで17人の議員が1名欠員になると、この1名は市民のためだと、これ欠員にする大西はけしからんと批判してますが、その1名欠員するためにですよ、税金が何千万円助かるんですか。これ、当時の同僚の上田議員が市長選挙へ立候補するんだというて表明してですよ、議員をやめてしもたんですよね。これ、本当かうそか知らないけども、まさか上田議員が言うはずないと思うんやけど、新聞社が勝手に書いたと思うんですけど。新聞には、選挙準備のために議員をやめるんだと書いてある。これが本当に上田議員が言うたんだったら、僕は言うはずがないと思うんです。新聞社が勝手に書いたと思います。これが、私の言うところの自分の利益を考えて、いつ辞職するかを上田議員は考えたということじゃないですか。そうでしょう。僕は、そう信じたくないですよ。上田議員は、1人でも欠員出したくないから、自動失職を選ばなんだ。しかし、私が表明したときは、上田議員は表明してないんですよ。いいですか。それで、私が今やめたら私の後任をつくるのに補欠選挙せんならんのです。その後、上田議員がやめた後、選挙管理委員会は1,080万円の選挙予算増額したですね。これは、上田議員がやめたことによって補欠選挙をやるための費用の増額ですか、どうですか。 ◎選挙管理委員会事務局長(澤隆弘君)  そのとおりでございます。補欠選挙のためです。 ◆14番(大西強君)  そうでしょう。ですから、私は、そのときは私が表明してるんですよ。表明、先に表明したんです。そのときは、私がそこでやめてしまうと、自動的に補欠選挙が行われるんです。 それで、私は残り1年半なんですよ。残り1年半の間、私の補充をするために税金が2,000万円以上投入されるんですよ。1年半ですよ。状況判断です。私が失職することによって、残りの1年半、辞職することによって残りの1年半の1名議員を補充するために、選挙費用と議員歳費合わせて2,000万円の税金を市民が負担せんなんのですよ。それなら、あと1年半、1名不足しても、優秀な16人の議員で市政チェックはできるだろうと。現実を見て、どちらが市民のために有利かどうか判断して、私は自動失職を選んだ。自分の損得で判断したんじゃないんです。この人は、私を批判してますけどね。法律を批判するんだったらいいけど、あからさまに私のことを推測される書き方に変えてる。いいですか。私も、選挙準備のために早うやめたかったんですよ。せやけど、そのときに私がたとえ自分がやめることによって議会の欠員が生じたら悪いということで、やめるにしても、一番怖かったのは、大西は選挙準備にかかるのに議員をやめたんだと市民に思われたらどうしようということは、どえらい不安だったですよ、決めるときのね。そうしたら、案の定、上田議員がその後辞職表明して、ほいで新聞に選挙準備のために辞職したって書かれてるんですよ。こんな恥は、僕は、こんな記事を載せられたら、僕は絶対烈火のごとく怒りますよ、そんなもの。私は、あくまでもこの状況の中で市民にとってどれが利益かと、どうするべきが利益かといって、私は残り1年半なんですから。3年も4年もじゃないんです。残り1年半、1名減員することによって2,000万円の予算が浮くんですよ。そういうことを考えて決断したんであって、この市民の批判は当たらない、間違ってる、要するに理屈が通らないということを市長に言うときたい。 市民の意見もいろいろあるが、道理、賛成の道理、反対の道理、やっぱり道理を尽くすことが、要するに理屈を議論するのが民主主義なんですよ。自分の偏見で、こういう時期に特定候補の不利になるような報道をするということは、社会的使命を果たせない、そういう点で間違いだと、評価するときですよ、私が2と評価するときにはそういう理由なんです。 ◎市長(田岡実千年君)  今、いろいろ御説明いただきましたが、少しちょっとわからんかったところが、自動失職になった場合に、あとの残った議員に任せばいいという思いと、いやいや、やっぱり最後まで議席を守らなければならないという、相反する御説明がありましたんで、ちょっと理解に苦しむことがありましたが、御説明ありがとうございました。 ◆14番(大西強君)  ちょっと待って、市長ね、市長は口癖のように、委員会でも、ここでも何かやった後、私は市民の意見を聞いて、考えて、この市民の意見が正しいと思うから、それを導入してしたんだと。市民の意見、市民の意見といいますけど、市民の意見といったら、我々も遠慮するんですよ。我々市民のための議員だから、勝手なこと言うなというとこがあるんで、それで、市長、しかし、リーダーたる者、間違った意見は間違った意見として、毅然として市民を指導していくという姿勢も大事だということをあなたに言うてるんで。もういいですよ。 ○議長(辻本宏君)  一般質問中でありますが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午前11時04分--------------------------------------- △再開 午前11時18分 ○議長(辻本宏君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 14番、大西議員。 ◆14番(大西強君) (登壇) 質問を続けさせていただきます。ちょっと、さっきの自動失職選んだことに対する市民の批判は的を射ていないと。やるんだったら比較して書かないと。大西議員は自動失職を選んで、市民の税金負担を2,000万円減らすんだと、そういう目的で自動失職を選んだけれども、市議会議員1人の値打ちは2,000万円で下らないと、そういうふうに批判をしてくれるんだったら、これはその人の意見ですから。 それで、市長、こうだったんですよ。物すごい嫌な思いしたんです。友達とおったら、その友達の友達、知り合いですね、に僕の友達が、今度市長へ立候補する大西さんですいうて紹介してくれたんや。そしたら、その人が、ああ、そう、やめんと居座ったある人やの。この侮辱的なその態度ね。ああ、そう、やめんと居座ったある人やの。僕は、えっと言うたんやけど、話聞いてくれないんですよ。これが市民なんですよ。ところが、幸いに、たまたまはたにおった女の人がそれを聞いて、私に、何で大西さんやめんのよって言うてきたんですよ。聞いてきたんで、私はこれ幸いやと思って、こうこうなんですわ、僕はやめんのと違うんやと、選挙へ立ったら、その時点でやめさせられるんで、やめたないって言うてもやめさせられるんですわ、ところが選挙に立ったときにやめたら、1名僕の欠員を選ばない、要するに補欠選挙せんでもええんで、選挙費用とか議員の報酬とかをしたら2,000万円ぐらい予算が軽減されるんで、私はそっちをとったんですって言うたら、その女の人が、そやったらやめんといて言うた。これが市民だということですよ、実態は。 ですから、市民はそういう新聞だとか、そういう報道だとかで、それで自分なりに判断してるけど、そうでしょう。だから、そういうふうに、市民が、ああ、そう、やめんと居座ったある人やのということが、市民が、逆にですよ、市民が大西さん何でやめんのなと言うてきたとき、僕がおまえら素人は黙っとけと、つべこべ言うなというのと同じ態度でしょう。その市民が正しいかと言ってる。非常に失礼じゃないですか。批判するときは相手の言うことも聞いて、これが礼儀。だから、私は、市長に、常に仁義ある行政運営を求めてますが、私は市長にだけじゃないんです。市民みんなが、仁義をわきまえて、人のことを思いやって、助け合って、そういう市歌にもあるように、「山紫に水明く、人朗らかに情けあり」って、この新宮市民は、そういうふうに常に人のことを思いやって、助け合って、仲よく暮らしてるまちやと。それが、私は理想のまちだと言うてるんです。だから、こういうふうに、市民だから、納税者だからいうて、自分の意見を押しつけて、相手の意見を聞こうともしない、そのことやで。その女の人なかったら、僕は悩んだやろね。その晩、悔しかったやろけど。たまたま隣の女の人が聞いてくれたんで、説明して、だから、その女の人が、ああ、わかったよ、それやったらやめんといてって言うてくれたんで、救われたということです。 もう1点、市民の意見が間違ってるということを言いたい。これ、市長ね、あなたの政治姿勢、市民の意見を聞くんだと言うが、これが上田勝之後援会レポート、そうですね。上田勝之というのはこの前までここの議員であって、市長に立候補すると表明してやめた人ですね。この人の後援会のレポート、これがまかれてるんですよ。この人の評価ですね。この上田勝之後援会も市民ですね。市民であって、市民集団ですね、ある一部の市民の集団です。田岡より上田のほうがええと、大西より上田のほうがええという後援者が集まってる後援会、これが発行している文書ですけど、これにこう書かれておるんです。「三本杉地区周辺森林伐採問題、皆さんに知ってもらいたい本当のこと」と大きく書いてる。要はこの森林伐採が、世界遺産の森が破壊された事件は、教育委員会と作業を実施した当局の部署の連携不足でこれ引き起こされたと。それを、県も田岡市長自身認めてわびたと書いてある。上田前議員の責任なんかどこにも書かれてないし、おわびの一言も書かれてないでしょう。この事件が引き起こされた本当のことは、教育委員会と農林水産課の連携不足だったと、これで引き起こされたということで、市長、それを、市長、あなたが認めたと書いてるんですよ。これ、市民の意見ですよ、市長。だから、あなたの危機管理意識というのは、非常に脆弱、欠陥がある。危機管理なんですよ。思わぬことが起こったときに、あるいはこの思わぬことが起こらんように配慮する。起こったときに、これを迅速に的確に処理するという能力を危機管理能力というんです。王子ヶ浜小学校のときにも、あんたも言うたけどね。教育委員会の責任やのに、あんたが謝る。謝ると、市民は市長に責任があったと思うじゃないですか。このときもそうでしょう。ここへ書かれてるんですよ。田岡市長のこと、こう書いてある。「新宮市の田岡実千年市長は12日会見を開き、関係部局の連携が十分ではなかったことを認めた上で、再発防止のためにしっかりとしたきまりをつくっていく必要があると述べた」。 ○議長(辻本宏君)  田岡市長。 どうぞ、答弁願います。 ◎市長(田岡実千年君)  そのレポートには、私が記者会見で述べさせていただいたことを一部取り上げて書いてるようでありますが、新宮市行政が非を認めたとは一言も言っておりません。この一連の無断伐採事件の中で、今後の再発防止等の中で、この新宮市役所としても関係各課がしっかりと連携をすることによって再発防止に努めていきたい、そういうことを申し上げたわけでありまして、非を認めたわけではありません。 また、今回、市、県の検査後に行われたことでありますので、市には責任がないと思っております。 ◆14番(大西強君)  市長、私は、市民の意見の話をしてるんですよ。あなた、市民の意見を聞くと言うけど、市民の意見はいろいろあるんだと。だから、私としたら、その市民が上田氏を応援しようと、それは自由ですよ。しかし、この後援会がですよ、上田前議員のこの伐採問題に関する失敗を認めて、今後はそういうことはないようにするということで応援するんだったらまだいいんですよ。この問題は市と教育委員会と事業を実施した担当部局の連携不足で起こったんだ。それが本当のことなんだというて、上田前議員の責任を全然認めてないとこに問題があるんです。だから、市民も、市民の意見も正しい意見ばっかりじゃないんです。間違うてる意見もあるんだということを、今立証するために、これ言うてるんです。だから、連携不足で起こったんじゃないじゃないですか。議会の答弁は、当局はこの問題は、この伐採問題は微妙だと。教育委員会も、農林水産課もいろいろかかわってくると、どこが実施するかということで、農林水産課が、これ保安林でもあるんで、だから農林水産課が担当して事業をしようと。それには、元伐りはできない、最小限の枝払いの事業ですよと、それ以上はできませんということを厳しく指導しとるんや。そうでしょう。ここへこう書いてるねん。「平成22年12月14日、新宮市農林水産課職員から三本杉町内会(市長要望当時の副会長)と新宮市森林組合職員と上田が三本杉の山林地内において現場説明を受けた。現場説明は農林水産課が作業方法について話し合った」と。これ、自分で書いてるんですよ、これ、そうでしょう。そこで、担当課長は、相筋地区の人がもっと切ってくれと、これやったら切り足らんと、焼け石に水やと言うたのに対して、農林水産課の課長がこれ以上やれ言うんやったらできないから、この事業を実施しないと言うたんですよ。非常に厳しい指導をしとんのや。それを、検査が終わってから切られたら、手の打ちようがないじゃないですか。のう、市長。 ◎市長(田岡実千年君)  先ほども申し上げましたように、検査後に伐採されたことでありますので、私どもにはどうしようもありませんでした。 ◆14番(大西強君)  だから、これには大きく、この問題が起こったのは、教育委員会と担当部局のあれだということを文化庁か、どこからも指摘も受けて、田岡市長もそれを認めたと。書かれてるじゃないですか。だったら、違うんだということを市長に言うてもらわなんだら、担当課の職員は泣くにも泣けん。あなたは、市の職員がぬるま湯につかったあるって、市民から苦情もらうばっかりで、あなたは市長ですから、職員を守る立場でもあるんでしょう。職員が手を尽くして、きちっとした仕事に対して、それを批判を受けて、これ対処してくれなんだらどうするんですか。私、一候補者で、これは要するに違うんだということを…… ◎市長(田岡実千年君)  先ほどから、市民が職員のことをぬるま湯につかってるということを繰り返されておりますが、それはほんの一部の意見でありまして、市民のためによく頑張っていただいているという意見もたくさんいただいております。そんな中で、本当に各課それぞれの担当の中で一生懸命仕事をしていただいております。 いろいろ失敗することもありますが、そこは、私、最高責任者として、市長としてしっかりと責任をとっていく覚悟でありますし、そうやってるつもりでもあります。 ◆14番(大西強君)  非常に、市長は、そういう答弁うまいですね。ころころ、ころころ変わる。 市長、さっき言うたでしょう。僕は、博物館をあくまでもするんだったら、政治生命をかけてこれ阻止するって発言したんですよ。命がけであなたに質問してるんですよ。その質問に対して、あなたは、こんなくだらん制度を何でつくったんだと言うたら、違うんだと。この間の選挙のときに、市民から市役所の職員はぬるま湯につかったあると言うたんで、やっぱり能力主義を、民間の能力主義を導入して、職員に緊張感持たすためにやったんだと言ったからね。言うたから、それは一部の議員で、いや、ようやりやる、優秀に見えるわって、そのときそうやって言うたらええんじゃないですか。だから、あとのその答弁に対して言うてるんやから。 ◎市長(田岡実千年君)  はい。能力主義、冒頭に御意見がありました人事評価制度について、少し私の意見を述べさせていただきたいと思います。 4年前、一番やらなければならないこと、雇用の創出とともに市政の改革ということを市民の皆様とお約束させていただいて、市政運営やってきておる中で、その市政改革の一つ、市役所改革ということも大変重要であります。その中で、一人一人の職員が、自分に与えられた仕事を一生懸命やっていくことによって、市民のため、社会のために頑張っていく、そういう職員づくりをしなければならないと思っております。そういう中で、いろいろやっている中の一つが人事評価制度でありますし、また週報の共有化と、また今横々の連携をしっかりしていこうということで、機関決定する幹部会、部長会がありますが、それ以外にも部課長が集まって、いろいろ話し合いをしていただいたり、いろいろやってるわけであります。 若手職員においても、みずからグループをつくってスキルアップの会をつくっていただいたり、今少しずつそういうところで意識改革も行っているところでありまして、人事評価制度だけを、議員、クローズアップされておりますが、その市役所改革の一部でやっているわけであります。このことについては、民間の感覚を取り入れるとともに、国・県もこの制度を導入しておりまして、時代の流れでもありますので、どうか御理解をいただきたいと思います。 ◆14番(大西強君)  市長。いみじくも、あんた言うたでしょう、今。市政改革のこの人事評価制度はちょっとやと。行政改革のうちの、今一部なんです。それを大西議員はクローズアップしてるって。ですから、全然、あなたと私と、政治に対する考えが違うということやね。 それで、最初、冒頭に私は一事が万事って言った。市長、こういう制度を設けること自体があなたの政治姿勢なんですよ、根幹をなすもんなんだと。それを批判してるけど。いいですか。 それは、あなたは、戦後大分たってから生まれた。私は、戦時中に生まれたんですよ。ですから、私を教育した先生は、みんな戦前の人なんです。もちろん、警察学校で訓練を受けた先生らも、みんな戦争経験者ですね、軍隊経験者。いいですか、市長。ですから、私は、チームプレー、連帯責任を強く教え込まれてるんですよ。だから、厳しい訓練を受けるときも、例えば淀川の堤防へ行って、災害防除訓練をするんです。川原で土のうへ砂利を詰めて、土手へ運んで並べるんです。これは、地獄の訓練なんですよ。そのときでも、市長、チームでやらすんですよ。それは、頭はいいけども力のない警察官もおるし、やっぱり柔道やってて、非常に体力のあるの、おるんですね。ですから、チームでやらすんですよ。そうすると、力の弱い人を、その体力のある者が助けるんですよ、その分を。そして、チームとしての結果を出すんです。失敗したら、そのチーム全体が余分にもう一遍やれというふうに言うんですね。それを、こういう制度を設けると、競争社会になってくるじゃないですか。個人主義になってくるんですよ。私は、この間も言うたように、職員が各課、別に希望もしないところ、辞令1本でそこへ回されるんです。その中で、課長も、あの子欲しい、この子欲しい言うたって、好きなようにいかんですよね。だから、辞令で来た人と、懇親会をして、短期間に意思の疎通を図って、チーム全体で業績を上げる。業績が落ちたときに、あいつが悪いからやと、あいつが病気で欠席ばっかりするからやと、そういうふうに弱い立場の者を攻撃するようなことでは、私は、今連帯責任とか、チームプレーはできないと思ってる。ひいては、市全体がチームとして、市役所全体が市民に対する実績を上げる。そのときは、能力のある者は能力の劣る者の作業をカバーする、それで市全体で実績を上げてくいうのが、私は、この公共団体の使命だと思うんですよ。そうしないと、市長、選別して評価して2や1の職員が出た、その職員の給料減らすというけども、そしたらそんなできの悪い職員を採用したの誰ですか。市長が採用したんじゃないですか。あったとしたらですよ。そういう能力の劣る職員を採用したとしたら、その責任は、市長が採用するんやから、市長の責任じゃないですか。市長。そうじゃなくて、持ってる戦力をはかる、それは教育だと、僕は。教育で戦力アップしてくんで、あめとむちで、よくやったら給料ふやしたる、評価が悪かったら給料減らすぞというのは、あめとむちで使うのは公共団体のやることじゃないということを言ってるんです、僕は。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  それぞれの所属においては、チームワークを組んで頑張ってくれておると。その例として、現在でも、4月以降、体調を悪くして休んでおる職員、あるいは不幸にして、先般もありましたけども、亡くなった職員もおります。そういうとこをそれぞれ所属長が中心になって、人の補充を最低限に抑えて、まだ欠員のできているような状況の中で頑張ってくれておる。これは、もうチームワーク以外の何物でもないと思います。 そういう意味から、職員それぞれ自覚して、その休んでおる職員、あるいは亡くなった職員のカバーを一丸となって対応しておるというのが現実です。ですから、チームワークを決して忘れて、それぞれが単独で仕事しておるということではないというふうに、私は思っております。 ◆14番(大西強君)  そういう個人主義に、競争主義に陥る危惧のある、要するにリスクのある制度をわざわざつくる必要がないということを言うてるんです。その悪い評価を、低い評価を受けた人が、その評価者の個人的な価値観、思想、そういうものに左右されることは絶対ないとは限らないと、そういうことで評価を下げられた人は差別されたということになるんですよと。ですから、区別だと言うんだったら、いいですか、今警察官の昇任試験のこと言いましたけど、例えば警察官の技術の中に拳銃操法ある、拳銃。警察官が全部拳銃撃つの、うまいんと違うんですよ。初級、中級、上級ってあるんです。初級、中級、上級。それで、上級を持った者が昇任試験に何点加点される。昇任試験のときに、もちろん柔道の高段者とか、剣道の高段者だとか、そういうのは昇任試験のときに加点されるんですよ。ですから、初級の人は零点ですよ、加点が。ほいで、中級が2点とか、上級は6点とか、そういうふうに加点されるんで、必ずされるんです。そのときどうですか。 不公平かというんです。ですから、射撃訓練で撃つんですよ。撃って、80点以上とったら上級と。ほやから、昇任試験のときに点数を加点される人がおるけど、それは、その点数を加点してもらってない人は不公平だと思わないでしょう。そういうことで基準を区別することはね。基準だったらいいんだ。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  はい。人事評価制度そのものは、決して差別的な制度ではないというふうに思ってます。みんなで、担当課それぞれ、所属課では研修等も含めて、いろんな制度の中で、できるだけみんなを、若い人も含めて引き上げていこうという中で進めている制度であります。 ですから、極端な言い方をすれば、仕事のできない人の給与、勤務手当ですね、それを引き下げるという目的でつくった制度ではない。みんなで向上していこうという意味での制度ですから、これは決して悪い制度ではないというふうには思っております。 ◆14番(大西強君)  あなたが悪い制度だと思ってつくるわけないじゃないですか。あなたがいい制度だと思うからつくったんでしょう。それを、私は悪い制度だと言ってるんです。 終わります。 ○議長(辻本宏君)  午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時48分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○副議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △松本光生君 ○副議長(三栗章史君)  一般質問を続けます。 10番、松本光生議員。 ◆10番(松本光生君) (登壇) それでは、一般質問を行わせていただきます。 まず、初め、市長の政治声明ということで、市長になられて4年間、さまざまな事柄、東日本大震災や当地方を襲った豪雨といった災害面が大変強くありました。 その中で、市長としても、当初はやっぱりマニフェストで新宮市をよくするということで出られておりましたけども、そういった事案がありまして、いろいろ政策も変わってきたと思うんですけども、市長、この4年間を振り返っての思いをお聞きします。 ○副議長(三栗章史君)  田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君)  ちょうど4年前に当選させていただきまして、市長の職をいただいたところでありますが、振り返らせていただきますと、まず理念といたしまして、市政は市民のためにというもと、雇用創出、市政改革という2本柱を立てさせていただきまして、またその中で40項目のマニフェストを掲げて、これまでやらせていただきました。 行政経験、議員経験がない中、議員の皆様の御意見もいろいろいただく中、また市民の皆様からの声も聞かせていただく中、一生懸命取り組まさせていただいたと思っております。 それで、そういう中、雇用創出に関しましては、新宮港の工業用地に2社の進出を実現できたこと、また、今、水産物の冷凍輸出産業が正式に会社設立してスタートしたこと。 また、市政改革におきましては、土地開発公社の解散をさせていただきました。ここに来て、借金体質でありますこの土地開発公社、もう、一つの役割が終わったのかなという思いの中で、解散を決断させていただきました。ただ、これ市が借金を引き受けるという形になっておりまして、これから、そういう意味でも財政も引き締めていかなければならないと思っておりますが、無事解散できたことはうれしく思っております。 また、市庁舎に関しましては、この同じ場所で建てかえるということを決定させていただくことができました。基本計画が完成し、これから一歩一歩完成に向けて進めてまいりたいと思います。 そして、文化複合施設につきましては、2年半前の東日本大震災、そして2年前の紀伊半島大水害が発生する中、延期ということになっておりますが、これも市の活性化の大変な起爆剤であると思っておりますので、おくれながらもしっかりと今後も進めていきたいと思っております。 以上、本当にいろんな人に助けられながら、この4年間、市政に携わらせていただきましたこと、本当に感謝をいたしておるところであります。 ◆10番(松本光生君)  はい。そういった災害等ある中で、今、数々言われたことに着手してきたと、市長自身、満足に近い市政をやってきたいう判断でよろしいでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  私なりには、一生懸命、フルに全力で頑張らさせていただいたと思っております。 ただ、40項目掲げさせていただいてるマニフェストが、進捗率をおおむね申し上げますと6、7割のところかなというところがあります。また、この残っているところも今後しっかりと頑張っていきたいというふうに思っております。 ◆10番(松本光生君)  まずは新宮市の市政の改革ということで、着手された中、それまでは一市民、一商売人として新宮市を見ていた、職員の仕事を見てきたと。そういった中で、判断の違いも多々あったかと思うような点もございますか。 ◎市長(田岡実千年君)  この4年間、本当にいろいろありました。大変、この議会の皆様から市政運営に関しまして、いろんな御指摘もいただいたこともありまして、反省すべき点も多々振り返ってみればございましたが、その反省を前向きに捉えて、これからも頑張っていきたいというふうに思っております。 ◆10番(松本光生君)  今度、次期市長選に出ると、3月ですか、表明されたわけですけども、今まで4年間の自分なりの市長自身の行政の長としての役割を果たしてきて、次期に向けた市長のお考え、抱負、もしあればお聞きします。 ◎市長(田岡実千年君)  先ほども少し申し上げましたが、2年半前の東日本の大震災、また2年前の紀伊半島大水害を経験する中で、改めまして、行政が一番にやらなければならないことは市民の安心・安全のまちづくりだと思います。これは、ハード、またソフト両面にわたって、しっかりと取り組んでいかなければなりません。 まず、この近いうちに必ず発生すると言われている南海トラフの大地震、大津波に関しましては、まずこの逃げる防災、とにかく津波から逃げるということをまずやっていかなければなりません。 そういう中で、2年前に高いところマップを全戸配布させていただいているところでありますが、これを幾つかまた逃げる場所を追加していきたいと思いますとともに、どうしても近くに逃げる場所がない、特に熊野地地域に関しましては、避難タワーを早期に建設したいというふうに思っておりまして、とにかく行政として、まず逃げる場所の確保ということを先に、今やっていきたいと思います。 それと、あと、この津波に大きな関心がある中で、やはり揺れ、家屋の倒壊ということにも目を向けなければなりません。そういうことで、耐震補強の補助の拡大、そしてまた家具転倒防止をしっかりと行っていきたいというふうにも思っております。 そして、あとハードの大きい事業でありますが、先ほどの一般質問にもありましたが、この津波を少しでも食いとめるべく、大浜にこの第二防御ラインの大浜緑地堤防を国・県の力をいただきながら、御協力いただきながらつくっていかなければならないというふうにも思っております。 あと、そのソフトでありますが、この災害が大きくなればなるほど、公の力、行政の力というのは届かなくなります。そういうことで、市民の皆さんに、自助、そして共助という部分もこれからしっかりと認識していただきたいというふうに思っております。 あと、何といっても、この経済の活性化が喫緊の課題でもあります。 この雇用創出に加えて、観光という観点からも一つ大きな柱を立てていかなければなりません。そういう中で、紀伊半島高速道路が一周する、今、工事が、まず河口の大橋が事業化決定したところでありますが、そういった道路整備が進んでいる中で、この観光という面では、全国たくさんの観光地がある中でライバルがたくさんありますので、これは一筋縄ではいかないところがありますし、行政だけでは成功しないもんであります。この観光という面で、行政と民間が協働によって、一緒になって一つの目標に向かって、それぞれの立場で目標を達成していくところをしっかりと、やっていきたいというふうに思っております。 幸い、新宮市においては大変なレベルの高い文化、そして歴史が残っております。そういうところを、今、熊野速玉大社に参拝して、そのまま通過している方々を、何とかこの新宮市の文化歴史を感じていただくために、まちの中を歩いていただきたい、そういうふうに思っております。最終的に、文化複合施設が完成したときに、しっかりとしたこのことについての拠点ができるわけでありますが、まだ何年か先でありますので、それまでにも、このいろんなところを利用させていただいて、まち歩きというふうな、新宮独自の文化・歴史といったところの観光を目指していきたいと思います。 そのためには、まちなかへの大型バスの駐車場の整備、そしてガイドさん、語り部さんのプロフェッショナルの育成、そういったところもやっていかなければならないと思っておりますし、また観光の大切な要素として食というのがあります。これも、幸い、新宮市においては、和菓子が大変レベルが高うございますし、また、おいしい料理屋さんがたくさんあります。そういったところを、ぜひ、日本全国、また海外の方々に体感し、また来訪していただく、そういった取り組みをして、経済の活性化、この新宮港の活性化とともに観光立市も目指していきたい。 もう一つ、地域おこしもやらなければなりません。 今、熊野川町で、今年度から地域おこし協力隊の方々、3名の方が熊野川町に移住していただいております。この一次産業掛ける二次産業掛ける三次産業で、この六次産業を、何とか確立できないかなというふうに思っておりまして、そういうところを、これからしっかりとやっていって、地域経済の活性化、そして雇用の創出につなげて、生まれ育った新宮市へ帰りたいという方々のためにも受け皿をつくっていかなければならないと思います。 そして、あと大変大切なのが、高齢者が安心して暮らせるまちづくりだと思っております。 今、新宮市、3万1千数百人の人口に対して、65歳以上の高齢者と言われる方々が1万人以上おられます。優に30%を超えてしまって、超高齢化社会といっても過言ではありません。そういう方々が生まれ育った新宮市で安心して暮らせるとともに、まだまだ元気な方々が多いと思っております。そういう方々のお力をかりて、例えば高齢者人材バンクというようなバンクをつくって、いろんなまちづくりにも協力していただき、また自身も元気で暮らしていただけるような、そういう施策も必要かなというふうに思っております。 まずは、安心・安全なまちづくり、そして経済の活性化、そして福祉といたしましては少子高齢化時代の中でしっかりと高齢者の方々も安心して暮らせるまちづくり、そういうところを目指してまいりたいというふうに思っております。 ◆10番(松本光生君)  いろんな分野で、今、市長、語られたことについては、本当に何か期待を持っていいんですかね。自信を持って。 ◎市長(田岡実千年君)  この1期4年間で感じたことを今述べさせていただいたわけでありますが、この4年間の経験をもとに、今言わせていただた抱負をしっかりと実現できるように頑張ってまいりたいというふうに思っております。 ◆10番(松本光生君)  ちょっと、その中から1点、2点、この熊野川河口大橋のめどは、今どうなっていますかね。国・県、あちこちで議長、各委員長、要望に行っていただいておりますけれども、そういった感覚、感触はどうですか。 ◎建設農林部長(渕上崇君)  現在、新宮紀宝道路、紀宝町から新宮にかけてのこれにつきましては、2.4キロ、事業化になりました。また、この区間については国土交通省のほうも、今年度予算が調査費がついてますので、今後、これがさらに工事に向けていくように、地元としても協力していきたいというように考えております。 ◆10番(松本光生君)  できれば2020年の東京オリンピックまで間に合うように、そして東京オリンピックは地方も活性化できるというようなことで、お客を呼びたいと。そういう事柄がありますので、なるべくオリンピックに間に合うように、市長、努力してください。 ◎市長(田岡実千年君)  本当に2020年、東京にオリンピックが決まって、日本中が喜んだところでありますが、このスポーツの力というのは、大変、いろんなところに大きく波及するもんだと、私も考えておりまして、そのタイミングで開通を、また要望、行きたいと思いますが、実は、いろいろ議員の御尽力もいただいて、今、スポーツ合宿、新宮市においてもスポーツ合宿をしていただいているチームが少しずつふえてきております。 先日も新しく、名古屋のほうから女子の高校サッカーが、スポーツ合宿、やたがらすサッカー場、そして雲取温泉に宿泊していただいたところであります。 この地域経済の活性化の中の一つに、このスポーツ合宿の誘致というのも入れていきたいなというふうにも考えておりまして、そういう意味からおいても、1日も早い、この河口大橋を含む紀伊半島一周の高速道路をしっかりと要望してまいりたいというふうに考えます。 ◆10番(松本光生君)  もう1点、文化複合施設なんですけども、ある議員は博物館ということを言われましたけども、そういった説明も前に当局もしたような感じも受けたんですけども、これはあくまでも熊野学ですか、梅原先生の提案で東北とか沖縄学とか、そういった意味で熊野学というのが出たと思うんですけども、その辺は、判断はどのようにしていいのか。これから市長が決めていきたいと言っていますけども、市長の腹では文化複合施設並びにそういった熊野学センターなのか、博物館的なものになるのか、まだそこらの結論は出ておりませんか。 ◎市長(田岡実千年君)  このことについては予算も限られておりますので、余りぜいたくなものはつくれないと思っております。 前回の議会でも申し上げましたが、まずこの計画をおつくりいただいた策定委員にもちょっとこっちの事情をしっかりと説明した上で、また議員の皆様にも説明を、はっきりと説明をしたいというふうに思っておりますので、もうしばらくお待ちいただきたいと思います。 ◆10番(松本光生君)  その決断のときには、速やかに議会並びに市民に言ってください。 ちょっと、話、変わるんですけども、今回の次期市長選の中で、ちまたでうわさになるのか、デマになるのかちょっとわからないので、市長にお尋ねします。何か沖縄に行った件で云々という話が流れておりまして、我々としては、真意がわからないんですけども、何か、市長、そういう話で、何かありましたか。市長、聞いてますか、そんな話。 ◎市長(田岡実千年君)  実は、3、4カ月前、5月か6月ぐらいから、私のほうにも、そういった間違ったうわさが耳に入ってきております。私がある方と沖縄旅行に行ったというふうなうわさでありますが、これは全くの間違いでありまして、実は昨年の11月に新宮漁協と沖縄の宜野座村漁協が技術提携、交流をするのに提携を結ぶということになりまして、沖縄のこの宜野座村の村長もその締結式に来られるということで、新宮漁協のほうから、ぜひ市長にもその調印式に出席していただきたいという要請がありまして、私、公務として行ってまいりました。それで、その調印式の1時間ぐらい前に会場に着きまして、調印式を終えて、それからもうすぐに帰ってきたわけでありまして、目的がその調印式の立会人というところであります。 その調印によって、これからお互いの漁協の人材の交流でありますとか、技術の交流でありますとか、沖縄、この海ぶどうが盛んに栽培されているところでありますが、新宮でもできないか。そういったところをこれからやっていくということでありますが、そういうところのこの締結の調印式に出席しただけでありまして、こっちとしてはそういう変なうわさが立っているのは、ちょっと迷惑しているところでもあります。 ◆10番(松本光生君)  はい、わかりました。市長の真意、わかりました。選挙にはそういったデマ、中傷、つきもんですけども、きれいな選挙をやってほしいと思います。 以上で、この項を終わります。 次、災害対策について。 災害対策と医療機関の対応についてですけども、災害対策について。 台風12号の復旧・復興は徐々に進んでいると、私は思っております。 おとといですか、熊野川町でも2年ぶりに米の稲刈りをしたという明るいニュースも聞いたところでございます。 今後、そういった観点から、早急に復興を望んでおるんですけども、全体的に国・県、市の復旧・復興工事、大体どのぐらいの割合で進んでおりますか。 ○副議長(三栗章史君)  渕上建設農林部長。 ◎建設農林部長(渕上崇君)  国・県につきましては、県のほうは河川災害復旧とか、そこら辺がまだちょっと残っているというふうに聞いております。 そして、市に関しましては、いわゆる道路、河川とか、そしてまた住宅関係の公共土木事業に関しましては、大体、現場まだやってるところもありますので、大体、終えたところは8割ぐらいかというふうにつかんでおります。 そして、また農林水産関係ですけども、農地とか農道、そしてまた林道、そして漁業関係施設、こういうふうなところの災害復旧工事の発注については約7割済んでいるという、そういう状況であります。 ◆10番(松本光生君)  あれから2年ですけども、徐々に進んできてるということで、少しは安心してる次第です。 その反面、やはり一番心配しているのは、やはり南海トラフによる東海・東南海・南海の大震災の件も、我々忘れてはならないことだと思うんですけども。今回の広報しんぐうには、4ページ半にわたって防災について載せていただている、啓蒙活動をやっている、大変結構なことなんですけども。 その中で、防災行政無線のシステムの変更とか、あれは映すやつですね、河川の監視とか、そういうことでもって入れてるんですけども、やはり、先ほど、市長、言うたように、自助、共助、公助という中で、やはり公助が動かないと、やっぱり市民は動かないと思うんですよ。その分やはりこういったもので、市民に常にアピールして、意識を持たすと。それは、公助の、僕は、主だと思っております。それが市民の生命、財産を守る。そこに根本があると思っております。庁舎の1階に防災グッズも置かれ、市民に今役立っているということ、大変ありがたいことなんです。 この間の新聞で、避難場所の関係で、津波の一時避難場所が二つ追加されたということで載っておりました。これで何カ所ぐらいなんですかね、民間利用の避難場所は。 ◎総務部次長兼防災対策課長(井上登君)  民間の津波一時避難協力施設は、現在で8カ所となりました。 ◆10番(松本光生君)  8カ所。 ◎総務部次長兼防災対策課長(井上登君)  民間については8カ所で、市の公共建築物、それと国の建築物を合わせたら20カ所の一時避難施設がございます。 ◆10番(松本光生君)  これには公共のもんが載ってるんですけども、こういう広報にも、民間の施設を、やっぱり載せてあげたほうがいいんじゃないかと思うんですけども。これは、あくまでも中核避難場所としての名前で載ってるんですけども。 そういったやっぱり民間の場所、僕らもちょっと知らないとこあったんですけども、勉強不足で。そういった意味でも、やっぱり啓蒙活動、防災対策課、担当のほうでしっかりやってほしいと思うんですけども。 ◎総務部次長兼防災対策課長(井上登君)  現在、本年3月に和歌山県からの津波浸水想定が出まして、それに基づきまして津波ハザードマップをつくることで作業に入っております。 それで、今年中には全戸配布したいと考えておりますが、その中には、そういう民間の部分、全ての避難協力施設というか、施設を載せていきたいと考えております。 それと、あと避難する際に誘導するものとして、津波避難誘導看板というのを昨年、それとことしも予定しております。そういうところで、住民さんにはできるだけわかりやすいような周知を図っていきたいと考えております。 ◆10番(松本光生君)  それと、この間地震の緊急通報、出たわけなんですけども、誤報でよかったんですが、実は、僕、家で家内連れて逃げたんですけども、近所周り、逃げてないんですよ。それがいいのか悪いのかと言われたらつらいんですけども、そのそういった意識もちょっとやっぱり市民にもアピールするようなとこじゃないか。 それと、この間、震度3、4の地震にも、あと揺り返しあるんやないかと思って逃げたんですけども、隣近所、逃げてなかったんですけども。逃げられた方もあると思いますけども、そういったところの、意識というんかな、やはり必ずそういったことには常に意識持ってやってくださいよということを、もちろん自主防災とか、そういったもの、ボランティアとかいろんな利用せんなんかわかりませんけども、やはりこれは市として一番先にやる作業やないかと思うんですけども。 ◎総務部次長兼防災対策課長(井上登君)  先ほども市長が言っておりましたように、自助という部分が大前提になります。 それで、自分の身は自分で守ってもらう、ここを徹底していかなければ、災害というか減災にはつながらないと認識しておりまして、その件につきましては、出前講座、それとか市広報誌、あらゆる場面において啓発していきたいと考えております。 ◆10番(松本光生君)  今言われた自助いうことで、出前講座とひっつけてくれば、これ自主防災、町内会に依存するわけですけども、町内会自身が、大変、今、高齢化で役員も高齢になってる中で、町内会連合会でも出たと思うんですけども、防災対策課長、どのように感じておりますか、自主防災組織の方向づけは。 ◎総務部次長兼防災対策課長(井上登君)  自主防災組織にあっては現在104の自主防災組織がございますが、活性化はなかなかされていないのかなというのが現状であります。 そこの部分につきましては、町内会の連合会、そういうところの協力を得まして、出前講座等も活用してよということで文書通知もさせてもらいました。 それで、やはり公助の部分というのは、大きな災害にはとても小さくなります。そういう部分では、自助で守ってもらって、隣近所については共助、そこの部分が大きく働きますので、やはり自主防災組織を活性しなければいけないというところで、いろいろ工夫して活性化するように持っていきたいと考えております。 ◆10番(松本光生君)  本当に、井上課長、各町内会回って、本当に努力してやってくれているのをわかってるんですよ。ただ、やっぱり高齢化が進む中で、大変な現状が現実だと思うんですけども。一生懸命、それにめげずに啓発運動、よろしくお願いいたします。 ちょっと、話、戻るんですけども、今、やはり台風12号の一番の問題点は、この間から議会でも問題になっておりますけども、この熊野川の堆積土砂の問題ですけども、うちの議長、特別委員長の前田委員長初め、これも国とか県とか行かれて、ちょっと知事さんも変わってきてると聞くんですけども、もう2年もほっておかれて、本当にいつあの水が出ればどうなるかといったら、もう目に見えて出てくるんですけども、市長も台風12号のときにあそこで見られたあの水、思い出すと思うんですけども、この辺の動き、市長、どうですか。 ◎市長(田岡実千年君)  実際、まだまだ手つかずといった感覚でおりまして、今、回数にしておよそ16回ほど、このことについて、国・県、要望に行ってまいっております。ときには、議長、副議長、災害復興対策特別委員長、副委員長とともに、強く今働きかけているわけであります。と申しますのも、昨年の台風、比較的雨が降らなかった台風にもかかわらず、熊野川町の日足で水位の上昇が著しかったという例がございます。やっぱり、相当、この堆積した土砂の影響で、大変この水位が上がりやすくなっている状況でありまして、またあのときのこの悪夢がいつ来るかわからないというような大変不安があります。 そういう中で、知事も当初より相当意識も変わってきていただいておりまして、しっかり国のほうで頼ろうというような思いになっていただいて、この3県、和歌山、奈良、三重の3県の知事も一緒になって、国のほうに早期の堆積土砂の撤去を訴えていただいているところであります。 何とかこれを1日も早く、撤去していただくよう、これからも頑張っていかなければならないというふうに思っております。 ◆10番(松本光生君)  本当に、各地で局地豪雨で、思いがけないところがもう本当に水害に遭ったり、また竜巻が起こったり、今、異常気象、この本当にわからない気象条件になっているんで、一刻も早くこれはもう解決できるように、市長、努力、よろしくお願いいたします。 この項は終わります。 次、医療関係ですけども、医療センターにおいて、これまでいろんな医療機関とか、新宮市においては新宮市医師会とか、そういった連携持ったり、訓練は何回ぐらいされて、どのような内容をやられておりますか。 ◎医療センター庶務課長(豊田正志君)  医療センターとしての訓練では、先日8月31日に政府主催の訓練で、南海トラフの巨大地震、津波を想定し、和歌山県、三重県、愛知県が被災したとして、他県のDMATチームが被災地に投入され、患者の受け入れ、搬送を行う広域医療搬送訓練を、災害医療コーディネーターである中井医局長を中心に行っています。 それとともに、医療センター独自の安否確認システムを利用し、職員個人の携帯端末へのメール送信、返信等の確認を行っております。 また、院内独自でも、それ以前に、災害時における他医療施設との情報伝達訓練や机上でのトリアージ訓練、入院患者に対する部署ごとの災害訓練などを含め、把握できている分で、平成24年3月から約21回、参加人員延べ約313人、関係機関約27の参加で行っています。 ◆10番(松本光生君)  その点で、いろいろやりながら問題点もあり、解決したり、ちょっとやや問題だなということもあると思うんですけども、特別何かこう問題点があったとか、何かあったとかということはないですか。 ◎医療センター庶務課長(豊田正志君)  特段、問題点というのはありませんが、やっぱり災害の発生する時間帯によりまして、スタッフが何人集まってくるのかとか、十分なそのスタッフに応じた医療行為ができるのかといったようなことがちょっと懸念されております。 ◆10番(松本光生君)  そうですね。地震の内容にもよるし、津波なのか、昼なのか夜なのかによってもそれはもう違うというか、当たり前だと思います。 やっぱり、市民は、懸念するのは、熊野川町の方がけがをされて道路がもう使えないといったときにどうすればいいのかとか、高田の方とか。新宮でもそうですね。これ、広角のほうで道路の使えないところがあって、医療センターに行けないとか。そういったときに、これ医療センターだけの問題じゃないです。これ、全体として、新宮市が全体として考えなあかん問題やけども、それをどこでどのようにして対応するのかというとこまで、今踏み込んだ方向にしてるのかね。これ、医療センターばかりに聞くのもつらいんやけども、医療センターでそういう話、してますか。例えば、保健センター使うとか、何か使うとかいうような。医師会との話し合いで、こういったとこで対応しますとか。 ◎医療センター医療業務課長(垣本正道君)  医療機関との連携につきましては、当地域で災害が発生した場合に、EMISといいまして、これは広域災害救急医療情報システムというのがございます。そこに、各病院の被災状況等を入力します。それで、インターネット、これは使えればのことなんですけれども、各医療機関の被災状況、あるいは患者の受け入れの可否等の状況を共有することができることになっています。それによって、自分とこの病院とかで処置し切れない患者さんにつきましては、受け入れ可能な病院へ搬送すると、そういったことになります。 また、医療技術者などのマンパワーが不足した場合、市の災害対策本部を通じて、県にDMAT、これは災害派遣医療チームを要請するということになります。DMATについては、医師、看護師、業務調整員、この業務調整員というのは医師、看護師以外の医療職及び事務職員の構成で、災害急性期48時間以内に被災地に派遣されるということがあります。 現在のところ、医療センターのDMATなんですけれども、医師が1名、看護師が2名、医師、看護師以外の医療職として管理栄養士の1名の4名がDMATのチームとなってます。 それで、また県内の災害医療体制の強化を図るために、当院の医局長が災害医療コーディネーターということに任命されております。これは、平成24年7月に県内で20人の医師が任命されてますけれども、そのコーディネーターによって、医師をどこへどれだけ派遣すべきかとか、必要な医療物資は何かとか、そういったような医療支援の調整を行うということになっております。 ◆10番(松本光生君)  はい、わかりました。医療センターではそういった動きをすると。ただ、今、僕、言ったように、そういう熊野川町とか高田、医療センターに来られないというような、そういった状態も、これはないことはないと思うんで、そういうときには今後どのように、防災対策課長、どうですか。 ◎総務部次長兼防災対策課長(井上登君)  発災時に、早期にすべき事項としましては、道路の障害等の把握というのも重要な問題であります。それで、そういう中で、道路状況を調べて、どこが通れるということをまず把握する必要があります。 それで、あと孤立集落については、ヘリコプターという点が一番機動力があるんですけども、それも大災害になれば、どんだけ来てくれるかということもございます。そういう中では、川というのも交通としては考えておりまして、川に問題がなければ、和船を使って、そういう傷病者、そういう物資の搬送、そういうところも考えておりまして、その状況で考えられる搬送手段というか、そういうものが災害対策本部において協議していきます。 ◆10番(松本光生君)  2、3日は、絶対、ヘリコプターはだめでしょう。後のほうの川とか、そういった別ルートのやり方、その辺、ちょっと研究、よろしくお願いします。 東日本大震災のときに、ちょっと、僕、忘れたけど、釜石市か石巻市の市民病院で、けが人が大体3,000人が押し寄せて、それでまたその安否を問ういうんですか、行方不明を探すのに6,000人の方が押し寄せたと。大変混雑して、もう何が何やらわからんような状態の対応だったということを聞いているんですよ。そういう対応にも、やっぱり石巻市ですか、そういった対応にも十分耐えられるようなシステムというんですか、しとかんと、たまたま津波やったんで、行方不明者多かったんで、そういう6,000人の方が一遍に行かれたと思うんですけども、そういった対応もできますよね、いろんな協力してシステム組めば。 ◎医療センター医療業務課長(垣本正道君)  何千人もってなりますと、多分不可能だとは思いますけれども、大災害が発生した場合には、医療センターに多数の負傷者が訪れるということは十分に予測されることです。そのような場合の医療行為として、医療資源を効率的に配分するためにトリアージを行います。重症度に応じて、赤、黄、緑、黒といったトリアージタグをつけて患者は処置を受けることになります。 医療センターでは大災害時のときには、1階中央待合ホールをトリアージゾーン、救急搬送された患者は救急入り口前でトリアージを行います。1階中央の待合ホールのトリアージゾーンでは医師が3名、看護師が3名、事務職が3名で、救急入り口前では医師が2名、看護師が2名、事務が3名というふうに置いて、トリアージを行うようにというふうにはしております。 ただ、やっぱり実際に災害が起こって、本当にたくさんの人がばあっと訪れた場合に適正に対処できるかどうかというところは疑問でありますけれども、そういったところはやっぱり日ごろの訓練をしっかり積み重ねて、ちゃんと対応できるようにしていきたいというふうに思っております。 ◆10番(松本光生君)  なお一層の訓練対応、よろしくお願いします。 ◎医療センター医療業務課長(垣本正道君)  すみません。先ほど一つ、お答えするのを忘れてました。 医師会との連携なんですけれども、これにつきましては、平成23年7月に医療センターが地域医療支援病院の承認を受けてございます。 これ、平常時なんですけれども、開業医を後方支援するという立場をとっておりまして、医師会長とは定期的に地域医療支援病院運営委員会を開催して、病院の施設、設備の共同利用でありますとか、救急医療の提供など、常に情報交換をしております。 また、災害時には、特にその救護所を支援するということで、医療救護応援班というのがあります。これは、医師会が救護所を開設して、それで当センターは応援するという、そういう体制になっておりまして、医師1名、薬剤師1名、看護師2名、事務職員1名の構成で、県及び市の災害対策本部から出動要請があった場合に、院長命で出動するというふうになっております。 ◆10番(松本光生君)  なるほど。その連携、確実に常日ごろ、よろしくお願いいたします。 最後に、市長、今の災害、また医療機関との対応、市民の安心・安全を守るために、市長としてのお考えを聞きます。 ◎市長(田岡実千年君)  先ほど議員おっしゃられたとおり、自助、共助を行っていただくために、その意識を醸成したり、その仕組みをつくるために、やはり公助がしっかりとそのところをやらなければならないと思っております。出前講座でありますとか、いろんな機会を通じて、自助のお願い、共助のお願いを我々一生懸命やっていきたいと思います。 そして、改めて、この災害に強いまちづくりをこの自助、共助、公助が一緒になって取り組み、一人の犠牲者も出さないという覚悟で、これからも安心・安全のまちづくり、頑張ってまいりたいと思っております。 ◆10番(松本光生君)  これで一般質問を終わります。 ○副議長(三栗章史君)  一般質問中ですが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後1時50分--------------------------------------- △再開 午後2時03分 ○議長(辻本宏君)  休憩前に引き続き会議を開きます。---------------------------------------
    △杉原弘規君 ○議長(辻本宏君)  一般質問を続けます。 16番、杉原議員。 ◆16番(杉原弘規君) (登壇) それでは、一般質問を行います。 まず、通告のとおり、高齢者の肺炎球菌ワクチン費用、この助成についてのテーマ、質問であります。 ある日、そんなに古くはないんですが、知り合いの方から身内が肺炎で亡くなったと。それで、ワクチン予防接種の公費助成があれば大変助かると、こういう制度がないのかと、こういう相談でありました。 以前、調べてみると、平成22年9月議会で、私どもの同僚の東賀代子元議員がこの問題を取り上げていました。それから、私は、私なりに調べてみましたところ、高齢者肺炎球菌ワクチン接種の必要性というのを改めて知ることになったわけであります。 もう、皆さんも御存じのとおり、肺炎球菌ワクチンというのはその接種をすることによって、肺炎による重症化や死亡、こういうことを予防することができると、こういうことであります。市民の中には、この肺炎球菌ワクチンの存在そのものを余り知られていないという方もおるようであります。 日本人の死亡の原因なんですが、がん、心疾患、脳血管疾患に次ぐ上位を占めるものに肺炎があると聞いてます。 新宮市の場合は、先ほども市長が答弁されてましたが、新宮市は高齢化が着実に進んでいると、こういうふうに話されたわけですが、この中でも、高齢者の死亡率が高いと、このように思うわけですが、この現状はどうなっているか、直近の新宮市における死亡者数と死亡の原因について当局にお伺いしたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(辻本宏君)  宇井保健センター長。 ◎保健センター長(宇井淳君)  平成23年度の資料ですが、新宮市の死亡者数全体で465人となっております。 死亡の原因は、1位はがん等の悪性新生物で141人30.3%。2位は心疾患で67人14.4%。3位は脳血管疾患で52人11.2%、そして4位は肺炎で41人8.8%となっております。 ◆16番(杉原弘規君)  今、答弁されたように、やはり新宮市においても全国平均並みの水準となっているというのがよくわかりました。 この肺炎による死亡者は9割以上を高齢者が占めていると言われています。その中で一番多い病原菌というのは肺炎球菌だと、こう言われています。肺炎の予防や重症化を防ぐには、日ごろの健康管理はもとより、肺炎球菌ワクチンの接種による効果が最も有効であると言われています。接種することで肺炎球菌感染症の80%以上が予防できると言われています。接種をしてから抗体ができるまでは、平均で3週間ほどかかって、そして1回の接種で5年以上免疫が持続すると言われています。 肺炎球菌ワクチンは、あくまでも任意の予防接種であります。ワクチンの接種費用も全国的に8,000円から1万円と、高額な費用が要ると言われています。 新宮市の場合は、1回の接種費用、これは幾らぐらいかかっていますか。 ◎医療センター医療業務課長(垣本正道君)  新宮市立医療センターでは、7,859円をいただいております。議員おっしゃられたように、接種につきましては任意となっておりまして、現場で医師と相談の上、希望される場合に実費で接種するということになってます。 ◆16番(杉原弘規君)  やはり、約8,000円は要ると、こういうことです。 ですから、裕福といったら言葉が変なんですが、低所得者にとってみればこの8,000円というのはかなりの費用になると、こういうふうに思うわけです。 医療センターでは約8,000円。ところで、開業医での取り扱いというのは、この接種費用はどうなっていますか。 ◎保健センター長(宇井淳君)  あくまでも任意接種なので、問い合わせ等があった場合、ワクチンの接種自体を行っているかを含め、接種費用、予約が必要かどうかなどを各かかりつけ医院にお尋ねくださるようにお答えしております。 ◆16番(杉原弘規君)  そうすると、開業医でのこの接種というのは、当局のほうは正確な数字はつかめないと、こういうことになるわけですか。 ◎保健センター長(宇井淳君)  あくまでも任意接種なので、うちのほうから開業医に幾らで打っていただいてますかということは、ちょっと問い合わせはしていない、できないということです。 ◆16番(杉原弘規君)  そうすると、肺炎球菌のいわゆるこのワクチンの接種に当たっての助成ということを考えれば、肺炎でかかっている人の数というのは的確につかめますね、そういうことになりますね。 ◎保健センター長(宇井淳君)  そのとおりだと思います。 ◆16番(杉原弘規君)  私は、ここで訴えたいわけですが、この65歳以上の高齢者に対して肺炎ワクチン接種費用への1日も早い公費助成を訴えたいと思っています。 先ほども申し述べたとおりですが、肺炎球菌ワクチンの免疫効果というのは5年間持続する、こう言われています。そうなると、早目の予防が望ましいと思うわけであります。 このワクチンのおかげで肺炎で死亡することをとめられる、あるいは予防できると。こういうことになれば、新宮市は高齢化社会に既に入ってる、約1万人の高齢者がおる、この高齢者に対する援助というのをやはり今新宮市としては求められているのではないか。こういうふうに思うわけであります。 わずかな年金暮らしの方にとっては、この8,000円という高額なワクチン接種は大変ではないかと、こう思うわけであります。それで、冒頭で申し上げたように、助成をしてくれるのなら接種をしたいと、こういう声もあります。やはり、全ての高齢者がワクチン接種を受けられる、こういう環境をつくるべきではないかと、このように思っています。 この近隣の町村の状況を調べたわけですが、実施されている町村については、白浜町、みなべ町、すさみ町、古座川町、北山村、この5町村は既に実施をしていると、こういうふうに聞いています。 繰り返し申し述べますが、市長にお尋ねします。 新宮市も、高齢化社会の一員であります。多くの高齢者がワクチンを受けやすくして、肺炎での死亡をできるだけ少なくするために、前向きに検討してはいかがか。このように思うわけですが、市長の見解を求めます。 ◎市長(田岡実千年君)  ただいまの杉原議員の御意見、本当に理解できました。ただし、この福祉の施策におきまして、大変いろんな多くの施策があります。そういう中、今回、9月、この議会でその一つとして中学生までの入院医療費の無料化というのを上程させていただいたところでありますが、このことについては、その施策の中で優先順位をつけていってる中で、また検討していきたいというふうに考えます。 ◆16番(杉原弘規君)  ぜひ、高齢者への肺炎球菌ワクチンの接種が、多くの高齢者が受けられるような環境をつくっていただきたい。このことを強くお願いをしておきたいと、このように思います。 それで、ここで質問の内容がちょっと変わるわけですが、この高齢者に関連してお伺いしますが、ことしはかなり猛暑が続きました。2カ月近く続いたのではないかというふうに思うわけですが、熱中症での救急搬送は、新宮市の場合、どれぐらいありましたか。例年に比べて多かったですか。 ◎消防本部次長(切畑屋利一君)  ことしの熱中症による救急搬送人員につきましては、昨日9月10日まで17名となっております。 昨年24年は13名でございました。 ◆16番(杉原弘規君)  そうすると、例年に比べて、ことしの暑さを比較すると、17名といえば、そんなに差はありませんね。 ◎消防本部次長(切畑屋利一君)  ことしの猛暑にて全国の平均をとりましても、昨年の1.3倍ほどと聞いております。新宮市におきましても、昨年13名、ことし17名ですので、率にしますと1.3倍ほどになっております。 ◆16番(杉原弘規君)  このうちで高齢者がほとんどでしょうか。 ◎消防本部次長(切畑屋利一君)  65歳以上の高齢者の方にあっては9名となっております。 また、昨年は7名でございました。 ◆16番(杉原弘規君)  あとは若い方ですね、そうすると。 ◎消防本部次長(切畑屋利一君)  内訳としましては、10歳代が3名、20歳代、30歳代が2名、50歳代から64歳までが3名、65歳以上が先ほど申しました9名となっております。 ◆16番(杉原弘規君)  若い方もやっぱり熱中症で倒れられると、こういうことになっているんですね。 この中で、熱中症での死亡者というのはありませんでしたか。 ◎消防本部次長(切畑屋利一君)  救急搬送の傷病者につきましては、幸いにもございませんでした。 ◆16番(杉原弘規君)  それでは、高齢者の肺炎球菌ワクチン接種という、全国的にもかなりこれが広がっています。それで、先ほど市長の答弁もありました。ぜひ、さらに高齢化社会が進行していくであろうというこの新宮市でも、高齢者に対するこの手だてというんですか、こういうものをぜひ考えていただくようにお願いをして、この項の質問は終わります。 続いて、介護保険料減免制度についてのお伺いをしたいと思います。 まず、私は、介護保険料の大幅値上げについてお聞きしたいと、このように思っています。 まず、この介護保険料については国の制度ということになるわけですが、新宮市がとやかくどうするこうするということにもならない部分もあるわけですが、新宮市としてしっかり国に向けて意見を言っていただきたいと、こう思って質問をしたいと思います。 今回の制度の見直しで、新宮市の場合、65歳以上の方の介護保険料年間6万3,720円になっています。第一段階の方でも、世帯全員が市民税非課税で老齢福祉年金を受けている人でも、年間3万1,860円、月額にして2,655円でしょうか、になると思います。これだけ、この第一段階の方でも年間3万1,860円を納めなければならない仕組みになっています。 前回の改定から比較すると5,160円も引き上げられていると、こういうふうに言えると思います。繰り返しますが、介護保険料については国の制度、こういうことになるわけですが、余りにも大幅に値上がりしたものですから、多くの方から悲鳴の声が上がっています。介護保険料が負担能力を超える高さになっていること、これ以上上がったらとても生活できないと、こういう悲鳴であります。何より必要なことは、国の負担割合を引き上げることで被保険者が5割で、あと国、県、市、こういうことになっているわけですが、この国の負担割合を引き上げるという方向で、新宮市としても市民の皆さんのリアルな声を届けてほしいと思っています。 このような事態に対して、新宮市としてはどのように受けとめていますか。かなりの悲鳴であります。こういう悲鳴を聞いたこと、ありませんか。 ○議長(辻本宏君)  森本健康長寿課長。 ◎健康長寿課長(森本邦弘君)  介護保険料につきましてはかなり高いという声もありますけども、介護保険料の決め方につきましては、要支援、要介護の認定者の方が増加しておりまして、介護給付費が年々伸びておる現状の中で、先ほど議員もおっしゃいましたように、介護費用の負担につきましては、65歳以上の第1号被保険者が保険料の21%、40歳から64歳の第2号被保険者が保険料の29%で半分を負担、その他の半分を国、県、市の公費で負担すると決まっておりまして、65歳以上の方の保険料を安く抑えるためには、先ほども議員のおっしゃるように、国のほうへ市長会を通じて要望活動は必要だと考えております。 また、市としましては、介護予防のために、運動教室等を充実させまして、元気な高齢者、介護を必要としない高齢者をふやしていき、介護給付費を抑えていくように努めていかなければと考えております。 なお、低所得者の保険料率につきましては、国の基準どおり、5割軽減、2.5割軽減としておりますが、一部被保険者につきましては市独自の軽減措置も講じてございます。 ◆16番(杉原弘規君)  こういう今回の介護保険料が、かなり高額に上がったもんですから、恐らく、我々、皆さんの中にも介護保険料がすごく上がったという、こういう思いが強いのではないかというふうに思います。国のほうに対して、負担割合の引き上げを国に求めると、こういうことをやはり連合組合ですか、そういうところへも、保険連合組合へ積極的に意見を申し述べていただきたいと、このように思います。 そこで、介護保険料減免制度についての本題に入ります。 新宮市の介護保険条例第12条には、保険料の減免規定があります。この中で、市長は、次の各号のいずれかに該当する場合、保険料を減額し、または免除することができると規定しています。第1項1号では、世帯の生計を主として維持する者が、震災、風水害、火災等によって著しい損害を受けたとき、このように規定されています。これまでですが、この条項に沿った減免者というのは、恐らく12号台風などの被害でかなり数がふえたのではないかと思うんですが、何人ぐらい、こういう減免の措置をしてきたんですかね。 ◎健康長寿課長(森本邦弘君)  この第1項の条項に沿った減免者でございますけれども、平成23年度は家屋火災が1名、台風12号災害の被災者が1,187人でございます。平成24年度は家屋火災が2名、台風12号災害の被災者が1,068人でございました。 ◆16番(杉原弘規君)  そのように減免措置をされてると、こういうことですね。 そこで、この第1項2号でも、世帯の生計を主として維持する者が死亡したこと、またはその者が心身に重大な障害を受け、もしくは長期間入院したことにより、その者の収入が著しい減少をしたと、こういう方についても減免されているというふうに思うんですが、対象者はどのぐらいありましたか。 ◎健康長寿課長(森本邦弘君)  この第1項2号の条項に沿った減免者は、平成23年度、平成24年度とも申請はございません。 ◆16番(杉原弘規君)  ゼロということですね。 ◎健康長寿課長(森本邦弘君)  そのとおりでございます。 ◆16番(杉原弘規君)  私は、これゼロだという回答がちょっと不思議に思うわけです。これはこれで、またいろいろ研究もしていきたいと思います。 ところで、この第1項3号になるわけですが、その他特別の理由があると市長が認めるとき、こういう項があります。 市長にお聞きしますが、特別な理由があると認めるときとなっていますが、これ市長のほうでわかるんかな、具体的にはどういうことを指しているんですか。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  条例の制定の中では、これ以外に特別な事情があるとみて、市長が認めたときというふうなうたい方をしておりますが、基本的には第12条に掲げております3号に該当する事情がどういうものなのか、具体的な事例としては答弁できないんですけども、そういう特別な事情があるということがあれば、申請によって審査させていただくということになろうかと思います。その結果、1、2に類するようなことであるという判断ができるかどうかということにかかわってこようかと思います。 ◆16番(杉原弘規君)  私は、ここで減免制度の中身についてお願いをしたいと、こう思っています。 この介護保険条例第12条第1項3号に基づいて、低所得者に対する保険料減免制度の拡充を求めたいと、こう思うわけであります。やはり、この介護保険料の第1項3号を生かして、実施されている県内にも、かつらぎ町だったと思うんですが、実施されていると聞いています。 私は、特に生活保護基準以下の方で、生活保護を受けていない人に対して保険料減免を行う対象にしていただく、このことを強く訴えて提案したいと思います。 きょうは、私の一般質問は、これから、私、このことについて、今後いろいろ研究をしていきたいと思っています。生活保護基準以下で生活している低所得者の人の中には、その日の生活をぎりぎりまでに切り詰めた生活設計を立てていると、こういう方がたくさんおります。 そこで、市長の今度の市長選への出馬に当たって、市政は市民のためにあります、こう述べられています。確かに、そのとおりであります。 私は、この高齢者や少子化あるいは低所得者への、この市民に対するそういう目線で市政を進めていただきたいと、このように思っています。このことを基本姿勢に、次期の市長選、市長に向かってですか、奮闘されんことを願って、私の一般質問を終わりたいと思います。 最後に、つけ加えておきます。私は、4項目の一般質問を掲げたわけですが、2項目を今回は一応取り下げさせていただきました。したがって、35分の質問で終わりたいと思います。本日はどうもありがとうございました。 ○議長(辻本宏君)  一般質問中でありますが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後2時35分--------------------------------------- △再開 午後2時47分 ○副議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △東原伸也君 ○副議長(三栗章史君)  この際、一般質問の発言順序の変更について御報告いたします。 通告表番号4番、福田議員が5番へ、通告表番号5番、東原議員が4番へ、以上、発言順位を変更の申し出がありましたので、御了承願います。 それでは、1番、東原議員。 ◆1番(東原伸也君) (登壇) それでは、通告に従い、一般質問いたします。 あしたの予定やったんですけども、ちょっと都合がありまして、議会の都合上、早くさせていただくということになりましたんで、ちょっと不備があるかもしれませんが、御容赦願います。 14番議員が、先ほど上田勝之後援会レポートということで言われておりました。私も、議会で話したことと食い違いがあるので、ちょっとお聞きしたいなと思っておりましたが、新宮市にも非があったということですが、その辺は先ほどの答弁どおりだと、私も思っておりますが、再度、市長にお伺いしたいと思います。 新宮市の立場としては、加害者不詳というか、そういう形で起訴しているわけですから、そういうことはもう絶対あり得ないと思っておりましたが、その辺、市長、答弁をお願いします。 ○副議長(三栗章史君)  田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君)  先ほども申し上げましたが、少しそのチラシで市民の皆さんに誤解されてるところもある中でありますが、改めて新宮市行政においては非はなかったというふうに改めて申し上げたいと思います。 また、伐採事業に関しましても、しっかりと法律に基づいて行わさせていただいたところを改めて申し上げたいと思っております。そういう中で、検査後にああいう伐採が行われたわけで、こちらとしてもそれを見つけること、また阻止することはできなかったわけであります。そういった中で、今後の再発防止というところをしっかりとしていかなければならない中で、パトロールの強化でありますとか、そういう関係課の連携というとこも改めてしっかりとやっていきたいと、そういうふうに思っております。 ◆1番(東原伸也君)  謝るということは、僕もそうなんですけども、簡単なことやと思いますけども、やはり要点をきちっとした上で謝るべきところは謝ると、謝らなくてもいいところは謝らないと。謝らないというか、通常にやったことですからね。そういうようなけじめを、やっぱりつけるべきやなと思いました。自分も気をつけなあかんなと、本当に思った次第です。マスコミ報道と市長選がこれから盛んになる中、ぜひ公平な市長選挙であるよう本当に願っているところであります。 それでは、市長の政治姿勢についてお伺いします。 この8月30日から特別警報の運用を気象庁が開始いたしました。特別警報が発表されたら、直ちに命を守る行動をとってください、というのが大きな見出しになっております。その中で気象庁がこれまで大雨、地震、津波、高潮などにより重大な被害の起こるおそれがあるときに警報を発表して警戒を呼びかけていました。これに加えて、今回は新たに特別警報という発表を追加するということになります。この基準となったのが、やはり特別警報が対象とする現象という形で掲載されておりますが、1万8,000人以上の死者、行方不明者を出した東日本大震災における大津波や我が国の観測史上最高の潮位を記録し、5,000人以上の死者、行方不明者を出した伊勢湾台風の高潮、紀伊半島に甚大な被害をもたらし、100人近い死者、行方不明者を出した平成23年台風12号の豪雨等が該当しますというふうに、ここに台風12号も記載されております。この形が、この台風12号も基準になり、今回の特別警報が発表されるというシステムが導入されたということになります。新宮市にとって、この特別警報というのはどんな位置づけになるのかということを質問したいわけなんですけども、市民からすると紛らわしい部分も出てくるんじゃないかなと思い、ちょっと質問させていただきます。 特別警報と普通の警報、また避難勧告、避難指示の位置づけなんですけども、これについては、今、市の中でまだそう時間たってるわけではありませんが、協議されてますか。 ○副議長(三栗章史君)  井上防災対策課長。 ◎総務部次長兼防災対策課長(井上登君)  特別警報につきましては、今、議員おっしゃったように、重大な災害の起こるおそれが著しく大きな場合に発表されます。それで、大雨の場合をイメージしてもらいますと、まず大雨警報、これまでの大雨警報が発表され、さらに土砂災害警戒情報が発表され、その上で大雨がさらに降り続き重大な災害が起こる危険性が非常に高まった場合に大雨特別警報が発表される、そういう流れになろうかと思います。 それで、新宮市の場合は、普通の大雨警報、今までの大雨警報が発表された時点で職員の一号配備体制をとります。その中で、降雨情報であったり、降水予測、河川水位とか土砂災害警戒避難判定図、そういうものを確認しながら情報収集体制をとっております。それで、それに基づきまして、昨年6月に作成しました避難勧告判断マニュアルに基づき、避難勧告、指示を判断していくわけなんですけども、この特別警報が発表される段階でありますと、既に避難勧告などを発令したか、もしくは発令する段階にある状況なんかと考えております。それで、避難勧告、指示を発令する場合には、あらゆる情報手段を用いまして広報を徹底して逃げていただきたいということで徹底してまいります。それで、この特別警報の発表につきましては、十分整理はできてませんが、住民さんには混乱のないように広報していきたいと、少し研究もしていきたいと考えております。 ◆1番(東原伸也君)  今、ちょっと言葉の中であったんですけど、大雨特別警報という形で出されるんですか。例えば、津波特別警報とか。そういう形で出されるんですか、これは。 ◎総務部次長兼防災対策課長(井上登君)  特別警報の発表基準には、大雨と暴風、高潮、波浪、それと暴風雪、大雪、それで今まであった大津波などは特別警報に位置づけられてますけども、ここでやはり一番当市にとって影響があるのは大雨という部分になろうかと思います。 ◆1番(東原伸也君)  その辺も、ぜひとも啓発で言っていただきたいと思います。ここにちょっとイメージ図みたいなもんも、これパソコンから抜き出したやつですけど、あるんですけど、3メーター超えたら津波になるのか、1メーターから3メーターまでやったら何になるのかとか、高潮になるのかとかってあると思うんですけども、どの時点で出すというのはなかなか言いにくいと思うんですね。 それと、今の課長の答弁からいいますと、特別警報と避難勧告という位置づけなんですけど、特別警報が出たら、この特別警報の見出しの中に、直ちに命を守る行動をとってくださいというふうになってますね。そうすると、特別警報が出た時点でもう避難してくださいという理解にするのか、避難勧告と同等ですというふうにするのか、その辺、広報するときにきっちりしていただいたほうがわかりやすいと思うんですけど。 ◎総務部次長兼防災対策課長(井上登君)  これまでの警報につきましては、市町村単位で警報が発令されておりました。それで、今回の特別警報につきましては、今のところ広域的なところで発表していくというところで、例えば和歌山県全域を指してそういう特別警報が発表される、もしくは和歌山県、大阪府、奈良県というような形で発表されると聞いております。それで、和歌山県の中でも、例えば紀北のほうがひどかったという場合には紀南の部分についてはどうなのかなというところもありまして、なかなか特別警報発表イコール避難勧告とはならない部分もあるのかなというところで、そこらがどのように扱ったらいいのかなというところはちょっと今から研究していかなければいけないと思っております。 ◆1番(東原伸也君)  ぜひ、まだ運用して間ないんですけども、できたらこういうことというのは事前に報告していただいておいて、市の中で検討した結果でそろい踏みで出していかなんだら、ちょっと結構厳しいものありますね。市民が逆に混乱するかもしれませんね。 特別警報が今後発表されるということになれば、発表されないということになったときに、逆に安心してしまって、市民が日ごろより注意報や警報は当たり前というふうなこの地域の何か変なイメージがありますので、その辺を払拭するのも含めてやっていただきたいと思いますし、実質、僕も台風12号のときに、もう避難してくださいと言って回りましたけど、避難してくれた人はごくわずかな1割あるかないかやったと思うんですけども。それぐらいの人しか、避難していただけなかったのが現状です。その辺も含めて災害についての啓発というのは大変やと思いますけど、ぜひ十分に市民に行き渡るように、よろしくお願いいたします。 また、これから細かいこと詰めていくようですので、ぜひ、できたらまた御報告願いたいと思います。 次いで蓬莱小学校の跡地利用についてお伺いします。 さきの当局からの報告会の中で、蓬莱小学校の跡地についての計画が出されました。南側は大浜、熊野地保育所の統合保育園の建設と避難場所としての築山、これは盛り土のようなもんですね。そして、北側は子供たちのサッカーや野球、またグラウンドゴルフ等の利用を考え、公園と多目的なグラウンドとして保持していきたいとの案が出されました。大体の図面もつけて出されましたが、この内容について少しお伺いしたいと思います。 室内運動場は残すことに決まっておりますが、通路部分、これは旧蓬莱小学校の用務員室や用具室、トイレ部分ですけども、これは残すとのことですが、利用方法は決まっていますか。 ◎企画調整課長(中前偉君)  企画調整課のほうで、大まかといいますか、今回のレイアウトを考えさせていただいておりますが、藤棚横の旧用務員室、トイレ等を改修しまして、想定される用途としまして蓬莱公民館の活動拠点、不老窯の作業場、それから防災備蓄倉庫等を提案させていただいております。 ◆1番(東原伸也君)  防災備蓄倉庫ですね。 これから、そうすると、あそこは校舎から切り離すのにあそこでカットするということになると思うんですけども、それに対して耐震やとか、間取り等改修部分というのが出てくると思うんですけども、そういう手を加えるということは考えられてますか。 ◎企画調整課長(中前偉君)  企画から提案させていただいた何点かの案がありますが、これは今後関係課で詰めていくことになりますので、その際にまたいろいろと改修であるとか、そういうことは生じてくるというふうに思ってます。 ◆1番(東原伸也君)  今のところ、まだ企画段階でということですよね。まだ、関係課のほうとの詰めはこれからという認識でよろしいですか。 ◎企画調整課長(中前偉君)  はい、そのとおりです。 ◆1番(東原伸也君)  前に、私が一般質問したときにもお願いしましたが、藤棚について、伝統ある藤棚は残していただけるのかどうかというのを前にも言いました。しつこいようですけども、藤棚というのは憩いの場であり、そういう憩いの場というのは建物を建てればいいというんではなくて、やっぱり人々の歴史や景観などに親しみや懐かしさを感じ、思い出を語れる場所のことを言うのだと、私は思います。再度、しつこいようですけども、藤棚の存続は約束していただけますか。 ◎企画調整課長(中前偉君)  私ども、このレイアウト、デザイン考えていく中で、藤棚をまず残していこうというところから始めさせていただいております。それと、これをとった形のレイアウトというのは考えておりませんので、もうほぼこの藤棚は残していく方向で進めていくようにしたいと思ってます。 ◆1番(東原伸也君)  ありがとうございます。約束を実行していただいたということで、うれしく思います。蓬莱地区の皆さんも大変喜ぶことだと思います。 ただ、藤棚につきましては、大変老木となってきておるところもありますので、これから手を入れなければならないということもあると思いますし、またグラウンドも、今、私どもの子供が行ってる野球チームで使わせていただいてもらってますが、グラウンド自体の管理というのも大変な費用も当然要りますし、なるべく僕らもボランティアでできんかなということでやっておりますが、行き届かないところというか、できない部分等もありますので、また費用は発生するかと思いますけども、ぜひ残していただければと思います。 続いて、南側についてなんですけども。統合保育園の、先ほど申しました大浜、熊野地の統合保育園の園舎を建てるというふうに聞いております。これは、説明では平屋建てでしたっけ。どうでしょうか。 ◎市民福祉部長兼福祉事務所長(浜前泰弘君)  大浜と熊野地の保育園の統合の園舎でございますけども、構造は鉄骨の平屋建てで、大体730平米程度を予定してございます。 ◆1番(東原伸也君)  これは、まず一つは純粋な園舎なのか、多目的なものももう一つ何かの施設と組み合わせているのか。また、避難場所を設置するという説明でありましたが、屋根の部分の高さというのはどれぐらいにしていくという計画とかってありますか。 ◎市民福祉部長兼福祉事務所長(浜前泰弘君)  屋上に、今のところは大体1,000人程度の方が避難できるスペースを設けたいというふうに考えてございます。それと、高さですが、あそこの土地自体が海抜大体4メーター程度のところでございます。それから基礎部分を1メーターほど上げまして、それから屋上までという形になりますので、大体9メーターから10メーターぐらいの高さになろうかと思います。 ◆1番(東原伸也君)  なるほど。それで大体ある程度防げるという考えですよね。北側のあの築山の部分も絡んでくるんですけども、どちらにしても南舎、北舎とも取り壊すという計画の中での今回の企画調整課から出していただいた計画でありますけども、一部都市公園的なものも入っておりますが、今言う避難場所を1,000人と申されましたが、隣に築山もつくります。近隣避難場所との災害提携を結んだところもあろうかと思いますが、この辺でその避難場所への避難人員との整合性というのはとってるんかどうかというのは、いかがですか。 ◎総務部次長兼防災対策課長(井上登君)  まずは、蓬莱小学校周辺の町内会、そういうところで逃げてこられる方ということでしますと、約1,600人という想定をしております、人数的には。それで、これまではそれで蓬莱小学校南舎の3階屋上、それとステーションホテル等々でそれは十分賄えるスペースが確保できていると考えておりました。今後、築山なんかはまだ不確実な部分はあろうかと思いますけども、築山、それと保育園つくっていく今の計画段階で2,000人ほどそこで収容人員が確保できるかなと考えておりまして、全てそろえばもう十分周辺の方の逃げる人数分は確保できる考えであります。 ◆1番(東原伸也君)  蓬莱小学校の跡地の中に設置する築山の分も加えたのが、今の話ですか。 ◎総務部次長兼防災対策課長(井上登君)  はい、そのとおりです。 ◆1番(東原伸也君)  そうすると、周辺というとどれぐらいなのか、ちょっと、また後でお伺いしますけども、あの周辺で1,600人。天理教さんとこも避難場所として指定してもらってたと思うんですけども、そこへの部分ものけてということですよね。そっちへ避難されると思われる区域をのけた部分で1,600名あるということでいいんですか。 ◎総務部次長兼防災対策課長(井上登君)  算出根拠なんですけども、徐福一丁目、二丁目、池田三丁目、阿須賀二丁目、それと熊野地一丁目、蓬莱一から三丁目、それと丸山というところで、ほかの避難場所があるという区域については2分の1という計算方法で現在の人口で計算しますと、約1,600人という数字が上がってきます。 ◆1番(東原伸也君)  2分の1という計算ですか。昼間と夜間の差というのが出たときには、これは怖いところですね、2分の1いうの。わかりました。それで大体1,600人に設定ですか。まだまだ、そうすると避難場所というのは足りないという認識ですよね。 ちょっと、追加して聞きたいのは、先ほど前の質問者のときに答弁ありましたけれども、王子、熊野地一丁目、二丁目、あけぼの付近でもタワーの建設の準備してもらったと思うんですよ。それで、王子製紙の跡地への避難場所の設置というのも、僕らも要望してますが、その辺はどうですか。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  ただいまの人数はほかの一時避難場所に逃げていただく方もおりますので、現在の蓬莱小学校のほうへ逃げていただく方は大体千五、六百人だろうという人数になろうかと思います。それで、現在の人数がその人数に近い数字ですので、今回の案もその数字に近づけたいということで計画をしてございまして、統合保育所の2階、屋上の部分に約1,000人少し程度逃げることができますので、その残りの人数を何とか築山のほうで確保できないかというのが今の計画でございます。 ◆1番(東原伸也君)  プラス、ステーションホテルということでしょう。そうですね。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  はい。そのとおりです。ステーションホテルだけではなくて、ほかにも一時避難所があるかと思いますので、そちらのほうで担保したいということであります。 ◆1番(東原伸也君)  はい、わかりました。また、これ一遍出前講座でもしてもらわなあかんかもしれませんね。わかりました、大体。 調理室とか陶器窯、不老窯ですね、あそこの位置は校舎の現状の場所になると思うんですけども、今の位置からいうと。校舎は一旦潰しますけども。大体、これはそのほうが効率がよくてということで設置するということでよろしいんですか。 ◎企画調整課長(中前偉君)  これは、関係課協議の中で、効率がいいということは若干違うんですけれども、陶器窯については移転する際にかなりの費用がかかるということがありました。それで、蓬莱の幼稚園があったときからそれほど支障がなかったということで、このまま残そうということになっております。 それから、まとまった段階で部長会、それから幹部会等で協議していただきましたけれども、全体のレイアウトについて特に異論もなかったということで、このままでいいのかというふうに思っております。ただ、工事期間中には休止であったり、ちょっと仮の作業場が必要になってきたり、そういうことは起こってくるかなというふうには思ってます。 ◆1番(東原伸也君)  北側のグラウンド、築山、プール、これは特にお願いなんですけども、以前より北舎を取り壊す予定で、その分のグラウンドが広くなり使い勝手がよくなるんじゃないかと、私も思っておりましたが、今回は盛り土した築山を避難場所にするという部分、それで築山を壊した部分を公園にするという部分というのが今回の一応案でしょうけど、図の中に入っておりました。そうしますと、前段にも申し上げましたような子供たちのサッカーや野球、また高齢者の方のグラウンドゴルフやとか、そういったものというものの場所というのが若干今までよりか狭くなってくるんじゃないかという、ちょっと不安あるんですけども。 まず、この公園のことなんですけど、公園はこれは都市公園とかそういう都市公園法に基づく何かになるんですか。 ◎企画調整課長(中前偉君)  公園の位置づけについても、これからの検討課題というふうに考えております。 ◆1番(東原伸也君)  公園とグラウンドの境目にはフェンスが引かれ、その中で築山の部分まで駅側を全て公園、芝生張りみたいな感じで描いていただいておりましたが、そのことについてもこれからの検討課題ということでよろしいんでしょうか。 ◎企画調整課長(中前偉君)  はい、そのとおりです。できるだけイメージしやすいように企画のほうで絵を描かせていただていおります。 ◆1番(東原伸也君)  そうしましたら、そのことも含めて、私どもその一員なんかもしれませんけども、やっぱりサッカーとか野球、グラウンドゴルフ、またそれ以外のこれまで蓬莱小学校のグラウンドを使用してきている皆さんとの意見をちょっと一遍聞いていただいてほしいなと思いますが。市長どうですか。 ◎市長(田岡実千年君)  その辺、近隣の皆さんの意見もしっかりと聞きたいというふうに思います。 ◆1番(東原伸也君)  ぜひ、よろしくお願いします。 それから、先ほど10番議員がお尋ねしておりましたことなんですけども、まず河口大橋の件なんですけども、市長が就任して4年、私も、議員の皆さんのお支えをいただきながら10年間議員連盟の会長としてやらせていただきました。今回、政権もかわり、やっと悲願でありました河口大橋の実現という形で事業採択されました。市長は、その際、東京に行けば河口大橋の話をということで、いろんなところで話をしていただいていたようで、多くの皆さんから熱心にやってくれてるよという話は聞かせていただきました。本当に、もう御苦労さまでした。ある意味、政権がかわってしまって、ちょっと遠のいたんではないかという不安感のある中、変わらず支援いただいた民間の皆さん等にも本当に頭の下がる思いです。みんなの力を結集すればこういうことできるんやなと、逆に、僕も政治をやっていてよかったなという、本当に一瞬でした。本当にありがたいことやなと思います。 ただ、私も、このような事業ができたということに対して大変うれしい思いもありますが、今後新宮市の行政、またまちづくりに対しては大きな責任がかかってきたのではないかなと、今自覚しているところであります。まちなか観光への期待も大きくなると思われます。接続地点からのまちなかへのアクセス道路の整備も大きな課題となります。その重要点となる駅前付近へのアクセスも最も重要と考えますが、市長の考え方はいかがですか。 ◎市長(田岡実千年君)  まず、改めまして、東原議員におかれましては、熊野川河口大橋建設促進議員連盟の会長としても10年以上にわたり大変御尽力いただきましたこと、改めてお礼申し上げたいと思います。大変、ありがとうございました。 この接続地点からのアクセスでありますが、新宮市においては、平成25年、今年度行います都市計画道路網再整備業務により都市計画道路の見直しを行うということになっております。特に、この部分、この業務を踏まえまして駅前方面、このまちなか方面へのアクセスについてしっかりと考えていきたいと思っております。 ◆1番(東原伸也君)  大変難しい決断もしなければならないこのまちづくりだと思います。王子製紙の跡地をいただき、それで今回蓬莱小学校が、学校がなくなり跡地という形になりました。まちなかへのアクセスに関しては、その道路の整備ということで、その敷地のある部分を切って道幅を広くしたりとかいうことは考えられると思うんですけども、その辺はいかがですか。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  議員御指摘のように、新宮紀宝道路の事業化の関係で、人の流れ、物の流れが相当変わってくるかと思います。当然、それを見越した中で、先ほど市長のほうからも申しましたように、都市計画道路の見直し、あるいは午前中に市長のほうからもありましたが、まちなかへの観光、散策あるいは誘導、そういったことも含めながら、そして蓬莱の用地あるいは王子製紙からいただいた用地等も絡めながら関係課と一緒に協議をして、その辺のまちへの展開できるように考えていきたいというふうに思ってございます。 ◆1番(東原伸也君)  なるべく早い時期に河口大橋が実現されれば、私もうれしいとは思いますけども、この問題を解決しなければ、この河口大橋は単なる橋になってしまうと思われます。当然、防災機能やそういうこともありますけども、やはりそれだけで終わってしまえば何の価値観もなくなってしまうのではないかと逆に危惧するところでありますので、ぜひ市長にも全体的な青写真を描いた上で、やはりまちづくりというのは進めていかなければならないと思いますので、そこから、今は駅前までの話しかきょうはしておりませんが、それからまちなかへのアクセスをどうするのか、速玉さんへの道はどうするのか。文化ホールから速玉さんの間をどのような活用の仕方で他府県の方に来ていただいて、見ていただけるのか、そういうことがやっぱり大事なことになってくると思います。その上でまちの中がにぎわえば、やはり人口もふえ、私がいつも申しております人口5万人に到達できる一つの光が見えてくるんではないかなと思います。 先ほどの質問の中にありましたが、河口大橋と今回の災害の河床の掘削の話なんですけども、この関係性で何か国のほうから連絡とか、来てますか。 ◎建設農林部長(渕上崇君)  道路のほうと河川のほうは、今、現場的には先ほども松本議員の質問で言わせていただいたんですけども、道路のほうは調査が入り、そしてまた河口のほうの激特の災害復旧事業は施工に向けて今進めている状況です。同時に進行してるというような状況でして……。 ただ、これ地元の説明会でもちょっとあったんですけども、道路と河川のほうが連絡を密にしてやってほしいという、そういう皆さんの要望はありますので、そこら辺も、私ども、国交省のほうへはちょっとそういうことを申し上げております。 ◆1番(東原伸也君)  今回災害があったいうことで、橋の問題も、そのおかげもあってついたというところもあるんですけど、河床掘削をやる前に多分調査終了するということはないんじゃないかなと、ちょっとありますので、その辺をもっと密に、国交省、出先機関でいいと思うんですけども、十分協議した上で、また御報告いただければ、次の活動の仕方に影響してくると思いますので、よろしくお願いいたします。 先ほど申し上げましたように、この路線はこれからが勝負だと、僕も思います。河口大橋が、市民にとって有意義でかつ多方面にわたり発展をもたらすものにしなければなりません。当局も責任ある策を検討し、ともに新宮市発展のために頑張っていただきたいと思います。 市長、この件についてどうですか。 ◎市長(田岡実千年君)  議員おっしゃられますように、このことは大変これからの新宮市にとって、また新宮市のまちづくりにとって大変一つの大切なポイントだと、私も思っております。そういう中で、専門家の意見もいただきながら、しっかりとやっていきたい。そして、またなるべく早く完成していただけるように、またこれからもしっかりと働きかけていきたいと、そういうふうに思っております。 ◆1番(東原伸也君)  ぜひ、私も同様に願っております。ともに防災の観点からも災害を防げる川であり、また避難できる橋でありということになれば一番いいんじゃないかなと。それにプラス、経済効果等が生まれてくれば最高のものになるんじゃないかなと思います。 以上で、政治姿勢について、終わらせていただきます。 次に、教育について。特に、学力向上についてということで書かせていただきましたけども、大変難しい問題で、私も、そう簡単に何分でしゃべれというのは難しいんですけども、市民の声ということで聞いてください。 一昨年ほど前から、城南中学校の父兄から、城南中学校は新宮高校への進学率が特に悪いというか、少ないというか、学力でいいますとベスト10に入らなければ新高へは入れないとか。ある時期、ベスト8じゃないとあかんとか、そういううわさが飛んだんです。これは、その方が言うことなんですけども、いろいろ考えてみたら、そうじゃない部分もあるんだと思いますので、その辺もそうじゃないんでしたら、そうじゃないと言うてくれたら結構ですので、よろしくお願いします。 教育委員会のほうで用意していただいて、過去3年間の新宮市の中学生の進路状況についての表をいただきました。これによりますと、平成22年度で城南中学校の卒業生が新宮高校の普通科に入ったのが33.3%、同じ時期に光洋中学校は41%、緑丘47.9%。申しわけないですが、高田中学校と熊野川中学校、人数に差異があり過ぎるんでちょっと省かせていただいておりますが。平成23年度ですと、城南中学校が26.3%、光洋中学校で36.4%、緑丘で46%。平成24年度で、城南中学校が33%、光洋中学校33.7%、緑丘中学校で43.6%。この3年間では。微妙なところもありますけどもやっぱり城南中学校が低いですね。こういう問題が、敏感に保護者の間ではやっぱり伝わってきます。 和歌山県は、2013年全国学力テストランキングで40位という成績でした。このことを受けて、新宮市の教育委員会のほうへ和歌山県のほうから何か通達とか、こういうことをしなさいというようなことはありましたか。 ○副議長(三栗章史君)  宮本学校教育課長。 ◎学校教育課長(宮本雅史君)  今年度の全国学力学習状況調査は8月末にその結果が公表されたわけですけれど、今年度の結果につきましては、今のところは指示はいただいてはおりません。ただ、今月の、9月30日にこの全国学力学習状況調査に関する臨時の市町村の教育委員会の、このことを担当している事務の担当者会議を開くことが予定されておりますので、その際には当課の指導主事を派遣して、県の考えを聞いてこようと思っております。 ◆1番(東原伸也君)  こういう状況の中で言うのはあれなんですけども、前年度も30番ぐらいでしたっけ。30番から余り上に上がったという、僕も認識持ってないんで、そこらはどうなんですか。 ◎学校教育課長(宮本雅史君)  和歌山県の結果ということなんですけれど、ちょっと手元にきちっとした順位というものは持ってないんですけれど、昨年度は小学校のほうに課題があったというような結果であったと思います。ここ数年来の小学校の結果の中で最も課題のあるような結果だったという、それに加え、それとは逆に中学校のほうは、ここ数年来で一番、一番というか、全国で三十何位という結果やったと思うんですけれど、そういう結果やったと思います。そういう中で、県のほうからはそういう全国学力学習状況調査の結果を踏まえて、やっぱり子供たちにしっかりした力をつけていかなければならないという説明は受けております。 特に、昨年度は小学校のほうに課題があったということで、県のほうとしても特に小学校の国語科や算数科にかかわる新しい研修というのを計画し、実施しております。このことに関しましては、新宮市教育委員会といたしましてもできるだけ可能な限り参加するように、例えばこの研修は小学校の授業改善研修というのがあるのですけれど、これは4年間続くわけですが、新宮市としてはこの4年間で全ての小学校の教員が必ず1回以上はこの研修に参加するようにということで調整しながら進めております。 ◆1番(東原伸也君)  教育委員会のほうで、中学校から高校へ進学する際の第一希望に子供たちが進学できているかどうかという調査というのはされてますか。 ◎学校教育課長(宮本雅史君)  議員おっしゃるように、中学校において子供たちが自分の生き方について考えたり、将来の進路を主体的に選択できるようにするということはとても大切なことだというふうに考えております。それで、市内各中学校においては、定期的にそういう子供たちの進路希望の把握というのは行っております。教育委員会といたしましては、各学校におけるそういった進路指導が適正に実施されるように、そういうような指導は行っておりますけれど、各学校が個々に実施している子供たちの進路希望については、調査等は行っておりません。 ◆1番(東原伸也君)  そうですね。おっしゃるように、そこに進路指導というのが入ってくるわけですから、その際に、多分それも含めて進路指導の中で、先ほど言うた保護者の話というのが入ってくると思うんですよ。それで、ベスト10やベスト8やとかという話が出てくると思われるんですね。その辺の進路指導する先生も一人の人間ですから、いろいろ人がかわればいろいろと指導の方法も違ってくるとは思いますけども、なるべくそういったものを公平な教育という観点から見たら何とかならんのかなというのと、新宮市の教育、特に小中学校の義務教育を底上げする方策を打っていかなあかんのじゃないかなというふうに思います。 ◎教育長(楠本秀一君)  中学3年生の進路先について、私どもの新宮市内には、新宮高校、新翔高校、それから私学がありますが、その中で当然高校は義務教育でありませんから中学を卒業して自分の進路というのは当然家庭の中で、あるいは自分の将来の夢とかそういうことも勘案して、学力だけじゃなくて進路先という、自分の将来何になりたいかということがあって決められる要素もあろうかと思うんですね。それで、ここで今議論していると、何だか学校間格差の進行が、ありていに言えば新高がよくて、次にここだ、次にここだというような感じになるんで、その辺の論議は当然全体的な学力のアップ、向上は必要だと思うんですが、この学校へ行くから非常にいいんだとか、そういう議論は余り、建前かもしれませんが、余りこれはしたくないなと思ってます。
    ◆1番(東原伸也君)  はい、わかりました。そうやって聞こえたら、すみませんね。私自身は、小学校、中学校の底上げのために今回は城南中学校ということを、僕の地元ですんで言いましたけど、一応、そういう声があったということは伝えてほしいということもありましたんで言いましたが、新宮高校が、僕は、ええということを言うてるんじゃなしに、ですので、第一希望というのを御存じかどうかというのをまず尋ねたわけなんで、その辺は誤解ないようにお願いいたします。 高知県も同じような感じで学力に悩まされたところがあったらしくて、政策というか、高知県が取り組んでいる、教育委員会が取り組んでいるものというのがインターネットの中で出てきました。これは、授業や家庭学習を活用できる教材の作成や配布をするとか、そういう政策的にというか、教育向上のための施策を打ってきているわけですね。この中で補充授業というのが、補修、補修といいますけども、そうじゃなしに補充授業という形をとっておりますね。その補充授業が3時間以上とか、2時間以上3時間未満とか、そういうふうな形で小学校、中学校で表にしておりますが、そのことが実績になってくるごとに成績がどんどん伸びてきているという実態を書いたものがあります。そういうことを新宮市でも、これは県ですけども、新宮市でも考えていくところじゃないかなと思います。 例えば、私、この間までPTAの県の役員させていただいていましたけど、そのときもやりましたけども、学校で配っている「早寝早起き朝ごはん」というものありますね。学力テストのナンバーワンは秋田、福井、このあたりが大体占めているところでありますけども、その中で早寝早起きの秋田県の順位が全国5位、これは中学生。小学生が全国6位。和歌山県は中学生が41位、小学生が37位。小中学生の朝食の摂取率、秋田県は2位、和歌山県は46位。ほかにもあるんですけども、例えば不登校の数とか携帯の所持している小中学生というのは秋田県は47位、最後なんですね。携帯とか持ってないということなんですね。不登校も少ないということなんです。読書率にしたら、小学生、和歌山県では45位、秋田県で10位。それと、もう一つ高かったのは塾へ通う率、和歌山県が3位か4位ぐらいやったと思うんですね。秋田県は四十何番でしたね。それぐらいの率の差というのが反映してるんかなと、一つの目安ですけど、そういうことというのがあるんじゃないかなと思います。余り、中学校でも特定されたところが成績が悪いということになってきますと校区の問題というのが必ず出てきますので、その辺も含めて取り組みについて今後検討していただきたいと思います。 秋田県とか、そういう優秀な県の推奨する学校とかというところを視察とかというのは、教育委員会で行くことってないですか。 ◎教育長(楠本秀一君)  去年、秋田県から講演会に来ていただきまして、ちょうど学テの結果出たところで、去年も1位だったんですけども、そうしたことを取り組んでいる大学の先生、ちょっと名前忘れたんですけど、講演会等はしていただきました。 ただ、新宮市の教育、学校の中での教育環境を豊かにしていくということは、ある意味、先生方の雑務なんかも少なくするということですね。そういうことも一つの条件であろうかなと思うんですが、今のところ田岡市長に20名からの市単の学校支援職員認めていただいておりまして、これはもう県下でもトップなんですけども、その辺、ティーチングとかそういったことで入っていただくという中で、先生が一対一でなるべく児童生徒と接する時間が多くできるような学校と、そういう条件整備も非常に重要かなと。 それから、宮本課長が言ったように、先生方の指導工夫をするための研修も必要かなと思うんですけども、やはりこれはもう絶対学校だけではできないこと。もう一つは、やっぱり家庭の中の教育力というんですか、家庭の中の働きかけも大事かな、家庭教育の充実も必要ではないかなというふうに、先ほど、議員、紹介していただいた事例見ますと、やはり家庭の力もかなりありますので、全て家庭に任せるわけでありませんが、家庭教育も必要かな、そういった面は生涯学習課のほうのアプローチというんですか、そういったことで取り組んでいきたいなと思います。 ◆1番(東原伸也君)  全くそのとおりで、僕も、学校にばかり任せるということではなくて、我々がやらなきゃいけない朝食摂取率、早寝早起き等というのは、もうこれは僕らの仕事ですね、正直、父兄として。ただ、いろんな家庭の環境と、それで学校との連携、そういったものがとられてこそやはり子供というのは育っていくし、当然地域の皆さんのつながりがなければというのがあると思います。 余り、難しい問題ですので、こんな短時間で終わるというのはなかなかあれなんですけども、やはりこれは何につながるかと、私がこのときすごく思ったのは、医者がおらんというて医師を招聘しにいかなあかんという事態になって、あのときに教育の力が物すごく不足したあるんやなという実感ありました。お医者さんも大人ですし、子供もおりますし、そうしたときに子供をお医者さんにしたいときに新宮市で教育を受けたらお医者さんになれないというような話を聞かされました。そのときに新宮市がその教育基盤さえ持っていれば次の新しい新宮市に向かって一歩踏み出せるような気もしましたんで、そのことをぜひ今後念頭に置いて、やはり子は地域の宝です。ぜひ、子供のことも考えながら次の市政に対して市長も挑んでいくということですので、頑張ってやっていただきたいと思います。 以上で、私の一般質問を終わります。--------------------------------------- △延会の宣告 ○副議長(三栗章史君)  お諮りいたします。 本日はこの程度をもって延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(三栗章史君)  御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会とすることに決定いたしました。 あすは午前10時から会議を開きます。 △延会 午後3時43分...